この記事では「エクセルにてeを消す(指数表示を解除)方法【勝手に変換をもどす:デフォルトで指数表示にさせない】」について解説していきます。
エクセにてeを消すときは
・表示形式を「数値」に変更
・TEXT関数で表示形式を変更
をすると良く、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにてeを消す(指数表示を解除)方法1【勝手に変換をもどす:デフォルトで指数表示にさせない】
まずは、デフォルトで指数表示にさせない方法です。
ためしに、以下のエクセルファイルの任意のセルに=123456789*123456789と入力してみましょう。
このままENTERキーを押すと、「1.52416E+16」と表示されます。
計算結果が非常に大きな数字の場合、数字の途中からE+n(nは桁数)で省略して表示さます。
これが指数表示です。
この表示にさせたくない場合は、シート全体の書式設定を「数値」に変更します。
画像内の「◢」をクリックします。
クリックすると、シート全体を選択することができます。ショートカットキーの「Ctrl + A」を活用してもOKで、詳しい使用方法はこちらで解説しています。
シート全体を選択後、右クリックしてメニューを表示し、その中から「セルの書式設定」をクリックします。同様にショートカットキー【Ctrl + 1】を活用してもよく、詳細はこちらで解説しています。
編集画面が表示されるので、「表示形式」のタブから「数値」を選択し、「OK」をクリックします。
「数値」に変更することで、先ほどの計算結果にあった指数表示が無くなりました。
違うセルに同じ計算をしても、計算結果に指数表示(e)はされません。
以上が、デフォルトで指数表示にさせない(eを消す)方法です。
エクセルにてeを消す(指数表示を解除)方法2【関数など】
次は、関数を使用し指数表示にさせない方法を見ていきます。
先ほど同様に、エクセルファイルの任意のセルに=123456789*123456789と入力し、ENTERキーを押します。
具体的には、任意のセルに=TEXT(B2,”#,###”)と入力すると良いです。
この数式の意味を解説します。
TEXT関数は、
=TEXT(値、表示形式)
と入力することで、値を指定した表示形式に変更することができます。
今回は、
・値 :B2セル(指数表示が出ている数値)
・表示形式 :全体表示し3桁ごとにカンマで区切る形式
で入力しています。
このままENTERキーを押すと、B2セルの計算結果を3桁ごとにカンマで区切って全体表示されます。
TEXT関数の表示形式には、様々な種類があるので必要に応じて変更してみてください。
以上が、関数を使用し指数表示にさせない(eを消す)方法です。
まとめ エクセルにて指数表示を解除する(デフォルト)方法【勝手に変換をもどす】
この記事では「エクセルにてeを消す(指数表示を解除)方法【勝手に変換をもどす:デフォルトで指数表示にさせない】」について解説しました。
エクセルにて指数表示を解除するときは、書式設定を「数値」に変更するか、TEXT関数を使用すると良いです。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。