この記事では、「稼働率と可動率の違いやエクセルにて稼働率(可動率)を求める方法」について解説していきます。
エクセルにて稼働率(可動率)を出すには
・稼働率(可動率)の定義に従い、単純に割り算・パーセントの計算をする(関数は必要なし)
といいです。
それでは実際のサンプルを見ていきましょう。
稼働率の定義と可動率との違い
あるものづくりを製造していくためには、機械だけでなく操作する人も動いていないとできないことがほとんどです。
そして稼働率の意味としては、製品を作るために人や機械が実際に動いていた時間に対する、動かすことを想定した時間(予定時間)の割合を示したものといえます。
具体的には、稼働率=実働時間÷稼働想定時間によって、計算できるのです。
なお、稼働率と似た言葉として可動率というものがありますが、こちらは機械や装置といった人以外のもののみに対して使用する言葉といえます。
つまり、工場などにおける稼働率といえば、おおよそこの可動率と同等の意味があると考えていいといえます。
エクセルで稼働率(可動率)を計算してみよう
それでは、ある機械における稼働率(可動率)を日程ごとに実際に求めていきましょう。
このとき、ある稼働想定時間と機械の故障時間がわかっていたとします。
そのため、実際の稼働時間(実働時間)を引き算によって求めていきます。
ENTERで計算を確定させると以下の通りとなります。
続いて計算された稼働時間(実働時間)を元に、オートフィル機能(セルの右下に出てくる十字をダブルクリック)で一気に求めていきます。
さらに、上の稼働率の定義式に従って、エクセルでの計算を行います。このとき、エクセル関数を使用する必要はありません。
同様に計算を確定させ、オートフィルをかけることによって一括で稼働率を算出させましょう。
このような流れでエクセルにて、稼働率を求めることができるのです。
まとめ 稼働率の定義や可動率との違いは?エクセルでの処理方法
ここでは「稼働率や可動率の意味や定義」「エクセルにて工場の機械などの稼働率を求める方法」について解説しました。
稼働率とは、実働時間(実際の稼働時間)÷稼働予定時間で求めることができ、どの程度稼働していたのかを表す指標の一つといえます。
エクセルでこの稼働率を計算する際には、特に関数は使用しなくてよく、定義式の数式をそのままエクセル上で表現すればいいです。
上手にエクセルを活用して、より日常生活や業務を効率的にこなしていきましょう。