ビジネスの場ではマナーを重視する人が多いです。
マナーの中でも特に使い方が難しいものに「敬語」が挙げられます。
中でもここでは強調して謝罪や感謝を伝える際の敬語として「重ね重ねのお願いで恐縮ですが・重ね重ね申し訳ございません・重ね重ねありがとうございます」などは正しい敬語なのか?言い換えは?について確認していきますので、ビジネスメールなどでの参考にしてみてくださいね。
「重ね重ねのお願いで恐縮ですが」「重ね重ねのお願いでおそれいりますが」は正しい敬語?言い換えは?【ビジネスメールなど】
それでは以下で「重ね重ねのお願いで恐縮ですが」「重ね重ねのお願いでおそれいりますが」という敬語のフレーズが正しいか?見ていきます。
「重ね重ねのお願いで恐縮ですが、重ね重ねのお願いで恐れ入りますが」という言い回しは、敬語として特に問題ない、正しい敬語です。
まず「重ね重ね」は「重ねて、強調して、何度も」といった意味を持ちます。
「度々の」「大変」などが類語てすね。
上の「重ね重ねのお願いで恐縮ですが」では、
・重ね重ねのお願いで(度重なるお願い)+
・恐縮ですが
という構成であり、敬語としては「恐縮ですが」または「おそれいりますが」のみの使用です。
そのため、二重敬語ではなく、正しい敬語なのです。
別の言い方として「重ね重ねのお願いで大変恐縮ですが」「重ね重ねの依頼となり申し訳ございません」などもありますね。
使い方・意味としては「何度も依頼をしなくてはならない場合」にクッション言葉として使用する敬語ですね。
そのため、依頼をはじめて行う場合などには使わない方がいいです。短期間でたくさんのお願いが必要となる場合の活用がおすすめです。
例文
・重ね重ねのお願いで恐縮ですが、再度商品を360個こ発送頂ければ幸いです。
・重ね重ねのお願いでおそれいりますが、別の資料のご印刷もよろしくお願いいたします。
言い換え
なお、似たような短い期間に、たくさんお願いする際のフレーズとして
・度々のお願いで恐れいります。
・再三の依頼で申し訳ございません。
などがありますが、どれも近いレベルの敬語表現であり正しいフレーズのため、好みで使い分ければOKですね。
「重ね重ね申し訳ございません」「重ね重ねお詫び申し上げます」は正しい敬語?言い換えは?【ビジネスメールなど】
なお、「重ね重ねのお願いで恐縮ですが」「重ね重ねのお願いとなりおそれいりますが」と似た敬語のフレーズとして、「重ね重ね申し訳ございません」「重ね重ねお詫び申し訳あげます」という言い回しも見ていきましょう。
「重ね重ね申し訳ございません」「重ね重ねお詫び申し訳あげます」も正しい敬語で、使用していいです。
文法として上と同様
・重ね重ね(強調表現で「大変」などと同様だが、複数の事柄に対して謝罪する場合によく使用)
・申し訳ございません。または、お詫び申し上げます(こちらのみ敬語)
となっており、二重敬語でなく、正しいものなのです。
謝罪の意味合いを強調したいケースに使いましょう。またメールでは、最後に改めて謝る際などに、活用するといいです(最初の方では使用しない)。
なお重ね重ねお詫び申し訳あげます、の方がより丁寧な、かしこまった表現です。
例文
・(メール等の末尾にて)
この度は複数回にわたりミスをしてしまい、
重ね重ね申し訳ございませんでした。
などと使いましょう。
言い換え
「重ね重ね申し訳ございません」「重ね重ねお詫び申し訳あげます」の言い換えフレーズも上と同様ですね。
・大変申し訳ございません。
・改めまして、申し訳ございませんでした。
などがあります。
状況に応じて使い分けていきましょう。
「重ね重ねありがとうございます」は正しい敬語?言い換えは?【ビジネスメールなどのお礼】
さらに似たような言い回しの「重ね重ねありがとうございます」もチェックしていきましょう。
上と同様に「重ね重ねありがとうございます」も正しい敬語で、使用していいです。
文法としては
・重ね重ね(強調表現で「大変」などと同様だが、複数の事柄に対して感謝する場合によく使用)
・+ありがとうございます
となっており、二重敬語でなく、正しいものなのです。
感謝の気持ちを強めたい場合に使用する表現です。
例文
(メールの文末などにて)
・たくさんの項目をご修正いただき、重ね重ねありがとうございます。
などと使いましょう。
言い換え
・大変ありがとうございます。
、改めまして感謝申し上げます
などがあります。
状況に応じて使い分けていきましょう
まとめ 重ね重ね申し訳ございません。重ね重ねありがとうございますは、正しい敬語?言い換えは?【ビジネスメールなど】
ここでは、ビジネスメール等で使用される「重ね重ねのお願いで恐縮ですが・重ね重ね申し訳ございません。度々のお願いにもかかわらずが」は正しい敬語なのか?言い換えは?について解説しました。
敬語は扱いが難しいため、この機会に覚えておくといいです。
様々な敬語を身に着け、ビジネスメール等で活用していきましょう。