化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「アンモニア」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、このアンモニアに着目して「アンモニアの化学式・分子式(元素記号)はNH3か?アンモニウムイオンのイオン式は?アンモニアが水に溶ける化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
アンモニアの化学式・分子式(元素記号)はNH3か?
それではまず、アンモニアの化学式・分子式(元素記号)について確認していきましょう。
結論からいいますとアンモニアの化学式(分子式)は「NH3」と表現されます。
※
アンモニア分子は窒素原子1つと、水素原子3つで構成されるわけです。
また、アンモニアの重要な性質の構造式、電子式などは別途こちらで解説していますので、併せて確認してみてくださいね。
アンモニアのイオン式は?イオンにならないのか【アンモニウムイオン】
今度はアンモニアのイオン式(アンモニウムイオンの化学式)についても見ていきましょう。
結論からいいますと、アンモニウムイオンはNH4+と表記されます。
※
上のアンモニアの分子をベースに考え、水素イオンH+がついたために、はNH4+とプラスの電荷を帯びると理解しておきましょう。
アンモニアと水の化学反応式は?水に溶ける
なお、アンモニアが水に溶ける際の、化学反応式も議論となることも多く、ここで確認します。
アンモニアと水の反応式は
NH3 + H2O → NH4OH(アンモニア水)
です。
結合してアンモニア水が生成すると覚えておきましょう。
なお、基本的にこのアンモニア水はこちらで解説のよう、電離します。
なお、アンモニアが水に溶けるか?溶けないか(溶けにくいか)も聞かれるケースもあるため、「溶ける」と覚えておきましょう。
まとめ アンモニアのイオン式は?水との反応式は?
ここでは、アンモニアの化学式・分子式(元素記号)は?アンモニウムイオンのイオン式は?アンモニアは水に溶けるのか?について解説しました。
アンモニアの化学式、イオン式などは覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
アンモニアを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。