この記事では「エクセルで図として貼り付けができない原因と対策」について解説していきます。
エクセルで「図として貼り付け」がうまくできないときは、
・表示倍率を変更
・枠線を確認
・図の塗りつぶしを確認
すると良く、実際のサンプルを用いて詳細を確認していきましょう。
エクセルで図として貼り付けができない(罫線が太くなる・消える)原因と対策
それでは以下でエクセルにて図として貼り付けると「罫線が太くなってしまう(実際は表示倍率の関係で太く見えるだけで太くなっていない)」原因と対策を見ていきます。
ためしに、以下の表をコピーし、「図として貼り付け」を行います。
B2セルを選択し、左クリックをしたまま、D11セルまでドラッグし範囲選択します。
CtrlキーとCを同時に押して、表をコピーします。
任意のセルを選択し、右クリックをして、作業メニューを表示します。
「形式を選択して貼り付け」をクリックします。
「その他の貼り付けオプション」にある「図として貼り付け」をクリックします。
※「図として貼り付け」は写真を参考にしてください。
作業が完了すると、最初にあった表のとなりに、新たな表が図として貼り付けられます。
図の表をよく見ると、6行目と7行目の間などの罫線が、やや太くなっています
。
しかし、これは実際に太くなっている訳ではありません。表示倍率の関係で、太く見えているだけです。
そこで、エクセルファイルの表示倍率を変更してみます。
表示倍率は、エクセルファイルの右下にある「ズームスライダー」を操作することで変更できます。
「ズームスライダー」の「+」と「−」を調整して、表示倍率を変更することができます。
現在の100%から、「−」をクリックして、90%に変更してみます。
すると、先ほどの図として貼り付けた表の罫線の太さが均一になります。
以上が、罫線が太くなってしまう原因と対策でした。
エクセルで図として貼り付けができない(表が切れる)原因と対策
次は、図としてペーストを行う際に「表が切れる(コピー元の表示がそのまま適用されている)」場合の原因と対策を見ていきましょう。
今度は以下の表を使い、表をコピーし「図として貼り付け」を行います。
A1セルからC10セルを範囲選択します。
範囲選択したら、コピーをします。その後、任意をセルを選択して、「図として貼り付け」を行います。
すると、表の上側と左側の罫線が無くなっています。
実は、この表は元から上側と左側の罫線を引いていません。図として貼り付けた後にもこの状態が適用されているために、線が消えているわけです。
なので、この表に新たに外枠を引き直し、再度、「図として貼り付け」を行います。
パッと見ただけでは、先ほど変わりませんが、今度の表には外枠の枠線を引いています。
先ほどと同様にA1セルからC10セルを範囲選択し、「図として貼り付け」を行います。
今度は、図として貼り付けた表にも、しっかりと罫線が引かれます。
以上が、図として貼り付け時に、表が切れる原因と対策でした。
エクセルで図として貼り付けができない(ぼやける)原因と対策
最後に、図として貼り付け時に「表がぼやける(単純に図の背景と被ってしまっている)」原因と対策を見ていきましょう。
先ほど、「図として貼り付け」を行った表を動かしてみます。
すると、表の後ろにあるエクセルシートが透けてしまい、全体的にぼやけて見えてしまいます。
これを防ぐために、表に背景色を設定します。
表を選択した状態で、「ホーム」タブを選択します。
「フォント」セクションにある「塗りつぶし」をクリックします。
※「塗りつぶし」は写真を参考にしてください。
「塗りつぶし」のメニューから、今回は「白」をクリックします。
すると、表の背景色が「白」で塗りつぶされ、表がぼやけることなく表示されます。
以上が、図としてペースト時に表がぼやける原因と対策でした。
まとめ エクセルで図として貼り付けにて罫線が太くなる・消える・表が切れる・ぼやける原因と対策
この記事では「エクセルで図として貼り付けができない原因と対策」について解説しました。
エクセルで「図として貼り付け」がうまくできないときは、
・罫線がおかしい場合は、表示倍率を確認
・表が切れる場合は、元の表の枠線を確認
・表がぼやける場合は、背景色を設定
を、すると良いです。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。