この記事では「エクセルのSUMIF関数で~以外に適用する方法」について解説していきます。
エクセルのSUMIF関数で「~以外」に適用するときは、
・条件を指定する際に「<>」を入力
をすると良く、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルのSUMIF関数で~以外に適用する方法【項目名に着目】
まずは、SUMIF関数にて項目名に着目し「~以外」の条件を適用する方法を確認します。
ためしに、以下の表で担当「A」以外の売上を集計します。
具体的には、任意のセルに=SUMIF(C3:C9,”<>A”,D3:D9)と入力しましょう。
この数式の意味を解説します。
SUMIF関数は、
=SUMIF(検索範囲、条件、合計範囲)
と入力することで、検索範囲から条件に当てはまるセルを検索し、合計範囲から対応するセルの数値データを集計します。
さらに、今回のように「~以外」の条件を指定するときは、条件に「<>」と入力します。
なので=SUMIF(C3:C9,”<>A”,D3:D9)では、
・検索範囲 : C3:C9(担当)
・条件 : <>A(A以外)
・合計範囲 : D3:D9(売上)
と、条件を指定しています。
このままENTERキーを押すと、E3セルに集計結果が表示されます。
しっかりと「A」以外の担当の売上(1200+900+1100+800+600)が集計されていますね。
以上が、項目名に着目し「~以外」に適用する方法でした。
「項目名以外」でデータ集計するときは、条件に「<>」を入力すると良いでしょう。
エクセルのSUMIF関数で~以外に適用する方法【数値自体に着目】
次は、数値自体に着目し「~以外」に適用する方法です。
ためしに、以下の表で売上「0」以外の売上を集計してみます(なお、0ではない他の数値であっても同様に処理できます)。
具体的には、任意のセルに=SUMIF(D3:D9,”<>0″,D3:D9)と入力するといいです。
この数式の意味を解説します。
先ほどは、
・検索範囲 : C3:C9(担当)
と指定していましたが、
今回は「売上範囲(D3:D9)内」の0以外が条件なので、
・D3:D9,”<>0″,D3:D9
と指定する
ことで、検索範囲と合計範囲を同じにしています。
このままENTERキーを押すと、E3セルに集計結果が表示されます。
しっかりと「0」以外の売上(1000+1100+1500+600)が集計されていますね。
以上が、数値に着目し「~以外」に適用する方法です。
「数値以外」でデータ集計するときは、表の種類にもよりますが、検索範囲と合計範囲を同じにして、条件に「<>」を入力すると良いです。
まとめ エクセルのSUMIF関数で~以外に適用する方法【サムイフ関数も】
この記事では「エクセルのSUMIF関数で~以外に適用する方法【サムイフ関数も】」について解説しました。
エクセルのSUMIF関数で「~以外」に適用するときは、条件を指定するときに「<>」を入力すると良いです。
また場合にもよりますが、検索範囲と合計範囲を同じにすること対応するときもあります。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。