この記事では「エクセルの散布図を線でつなぐ・曲線でつなぐ方法」について解説していきます。
散布図を線でつなぐ手順は以下の2つです。
・線でつなげたいデータ系列の書式設定を出す
・「塗りつぶしと線」の項目から“線”をクリック
・(曲線の場合)“スムージング”にチェックを入れる
なめらかな曲線にしたい場合のみ3ステップとなります。
それでは、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルでの線でつなぐ方法【直線で結ぶ】
まずは散布図を作成していきましょう。
今回使用したデータは「5~15歳の身長・体重の平均値」です。
※このデータはサンプルとして作ったもので実際のデータとは異なります
散布図を作成した時、デフォルトの状態ではグラフ上にプロット(打点)のみが表示されます。
次に、線でつなぎたい系列の“書式設定“を出します。
データの書式設定の効率的の良い出し方は以下の2つです。
・グラフ要素をダブルクリック
・グラフ要素を右クリックし、「書式設定」を選択
まずダブルクリックの方法です。線をつなぎたいプロットの所にカーソルを合わせ、「系列1…」と表示された上でダブルクリックをします。どのデータ系列を選択してもOKです。
すると右側から「データ系列の書式設定」作業ウィンドウが出てきます。
もうひとつは、“データ系列”の上で右クリックをし、オプションを表示。
オプションの一番下「データ系列の書式設定」を選択すると同じように作業ウィンドウが出てきます。
次に線の設定(つなぐ)をしていきましょう。
「データ系列の書式設定」と書いてある下の3つのコマンドがあります。
1番左の「塗りつぶしと線」を選択しましょう。
“線なし”から“線(自動)”に変更すると線が表示されます。
線の色を変更
色を変えてデータのつながりをわかりやすくすることができます。
「塗りつぶしと線」の項目“色”から選びましょう。選択した色でプロット同士がつながりました。
線の幅(太さ)を変える
線の幅を変えるとより系列のつながりを目立たせることができます。
「塗りつぶしと線」の項目“幅”から線の太さを調節しましょう。
他に、矢印を入れる・点線を選ぶなどの変更も可能です。
エクセルでの曲線でつなぐ方法【緩やかな曲線で結ぶ:平滑線】
ここからは“スムージング”を使ってなめらかな曲線でプロット同士を結ぶ方法をお伝えします。
「塗りつぶしと線」の項目の1番下の“スムージング”にチェックを入れましょう。
そうすると角ばった直線がなめらかな線に変わります。
スムージングの前と後で比較してみましょう。
わかりやすい部分に赤〇を入れました。
柔らかい印象を入れたいならこの“スムージング”はぜひ覚えておきましょう。
まとめ 【エクセルの散布図を曲線でつなぐ【滑らかな曲線:平滑線】
この記事では、エクセルの散布図を線でつなぐ・曲線でつなぐ方法について解説しました。
グラフの機能は細かく色々な設定ができ、色や幅、形を変えることでよりデータを見やすくすることや他のデータとの比較が簡単になったりします。
デフォルトのグラフのままで「見づらいな」と思われたら、このような機能を活用して見やすいグラフ作成を目指しましょう。