この記事では「エクセルにて列ごとに最小値の色付けを行う方法」「エクセルにて行ごとに最小値の色付けを行う方法」について解説していきます。
これらの処理としては、主に、
・条件付き書式
を使うと良く、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにて最小値の色付けを行う方法【列ごとに一気に】
エクセルにて列ごとに最小値の色付けを行うには上述の通り条件付き書式を使用するといいです。
まず、最小値の色付けを行いたい「列」を選択します。
次に、リボンの「ホーム」タブにある「条件付き書式」を選択し、出てくるメニューの中から、
「上位/下位ルール(T)」の順に選択します。表示されるウィンドウにて「下位10項目(B)」をクリックしましょう。
下位何項目に色付けするか選択メニューが表示されるので「1(つまり最小値)」にします。
下位1を選択したら、OKをクリックします。これで選択した列の最小値である「3」が色付けされました。
続いて、隣の列も同様に条件付き書式を行いたいですが、先ほどと同じ手順で行っても良いです。
ただ、より効率よく行うためにコピーし、貼り付けする際に
・貼り付けオプション:書式設定
を選択すると、条件付き書式もコピペされるので、スムーズに他の列にも展開することが出来ます。
手順としては、先ほど条件付き書式をした列をコピーし、ペーストしたい列を選択した状態で右クリックし、表示されたコンテキストメニューの貼り付けオプションの中から「書式設定」をクリックします。
隣の列にも先ほどの条件付き書式がコピーされ、隣の列の最小値である「1」に色付けが行われました。
同様に全ての列に書式設定のコピペを行うことで、各列ごとの最小値に色付けを行うことができました。
エクセルにて最小値の色付けを行う方法【行ごとに一気に】
上では条件付き書式を使うことで各列の最小値の色付けを行いましたが、同様に条件付き書式で「行」ごとの最小値にも色付けを行うことができます。
今度は最小値の色付けを行いたい「行」を選択します。
そこでリボンの「ホーム」タブにある「条件付き書式」を選択し、出てくるメニューの中から、「上位/下位ルール(T)」、「下位10項目(B)」の順に選択します。
下位何項目を色付けするか選択メニューが表示されるので「1(最小値)」にします。
以下の通りです。
下位1を選択したら、OKをクリックします。これで選択した行の最小値である「2」が色付けされました。
続いて、下の行も同様に条件付き書式を行いたいですが、先ほどと同じ手順で行っても良いですが列の時と同様に「行」においてもコピーして貼り付けを行う際に
・貼り付けオプション:書式設定
を選択すると、条件付き書式もコピペされるので、スムーズに他の列にも展開することが出来ます。
手順としては、3行目をコピーし、4行目を選択した状態で右クリックし、表示されたコンテキストメニューの貼り付けオプションの中から「書式設定」をクリックします。
下の4行目にも先ほどの条件付き書式がコピぺされ、4行目で最小の「2」に色付けが行われました。
同様に全ての「行」に書式設定のコピペを行うことで、各行ごとの最小値に色付けを行うことができました。
まとめ エクセルにて最小値の色付けを行う方法【列ごと・行ごとに一気に】
この記事では「エクセルにて列ごとに最小値の色付けを行う方法」「エクセルにて行ごとに最小値の色付けを行う方法」について解説しました。
いずれにしても、条件付き書式を使えば、うまく最小値に色付けを行うことができます。
エクセルのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。