この記事では「エクセルにて左上の三角を消す(一括でエラーを無視)方法」について解説していきます。
エクセルでエラーが発生した場合、セルの左上に緑三角が表示されます。
これを消すときは、
・「!」のメニューからエラー表示を消す
・セルの値などを修正して正しい数式にする
・「Excelのオプション」の設定を変更する
と良く、実際のサンプルを用いて確認していきましょう。
エクセルにて左上の緑三角を消す方法1
まず「!」のメニューからエラー表示(左上の緑三角)を消す方法を見ていきます。
ためしに、以下のエクセルファイルでエラーを表示させます。
具体的には、任意のセルに=B2+B3と入力します。
このままENTERキーを押すと、「VALUE」のエラーメッセージとともに、セルの左上に三角が表示されます。
これは、B2セルとB3セルに数値ではない文字列が入力しているために起こるエラーです。
このC2セルを通常のセルに戻すため、「!」のメニューから操作します。
C2セルを選択すると表示される、「!」をクリックします。
クリックすると、左上に緑三角が出る原因や対応する操作メニューが表示されます。
メニューから、「エラーを無視する」をクリックします。
クリックすると通常のセルに戻ります。
以上が、左上に緑三角が出る場合に「!」のメニューから通常のセルに戻す方法です。
エクセルにて左上の緑三角を消す方法2
次は、左上の緑三角が出る場合に、正しい数式にしてエラーを解消させる方法を紹介します。
先ほどと同じサンプルを使用し、数式のエラーを解消します。
このエラーは、B2セルとB3セルに数値ではない文字列が入力していたことが原因のため、今度はB2セルとB3セルに数値を入力してみます。
B2セルとB3セルに数値が入力されたことで、C2セルの数式が正常に処理されました。
エラーが無くなったため、通常のセルに戻ります。
以上が、正しい数式を入力しエラー(左上の緑三角)を解消させる方法です。
エクセルにて左上の緑三角を一括で消す方法3
最後に「Excelのオプション」の設定を変更することで、緑三角を一括で消す方法を見ていきましょう。
以下のサンプルから、ファイル内各セル一括で通常のセルに戻します。
エラーがでているセルのいずれかを選択し、「!」をクリックして、メニューを表示させます。
メニューの中にある、「エラーチェックオプション」をクリックします。
クリックすると「EXCELのオプション」画面の「数式」タブが表示されます。
「エラー結果となる数式を含むセル」の設定を外し、「OK」をクリックします。
「OK」をクリックすると、設定変更が適応され、全てのセルが通常のセルになります。
以上が、左上の緑三角が出る際に「Excelのオプション」の設定を変更して、一括で通常のセルに戻す方法でした。
まとめ エクセルにて左上の緑三角を消す方法
この記事では「エクセルにて左上の三角を消す方法」について解説しました。
基本的には、何かしらのエラーが出ているサインなので、まずはエラーの解消を目指しましょう。
ただし、エラーを無視して処理を進めたい場合もあると思いますので、その際は、本記事で解説した設定変更などの方法を試してみてください。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。