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【Excel】エクセルにて個人情報を削除する方法【一括:作成者・最終更新者・所有者を表示しない:消す】

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この記事では「エクセルにて個人情報を削除する方法【一括:作成者・最終更新者・所有者を表示しない:消す】」について解説していきます。

これらの方法としては

・ドキュメントの検査

・ドキュメント固有の設定

・マクロ

があります。

それでは、実際のサンプルを用いて個人情報の削除を行っていきましょう。

エクセルにて個人情報を削除する方法【作成者・最終更新者・所有者を表示しない:消す:設定:ドキュメントの検査】

それでは、サンプルの「個人情報」の削除を行っていきましょう。

エクセルの「ファイル」→「情報」と選択し、その中から「ブックの検査」をクリックしましょう。選択メニューが表示されるので「ドキュメント検査」を選択してください。

ファイルの保存確認ダイアログが表示されるので「はい」を選択しましょう。

 

 

 

 

「ドキュメントのプロパティと個人情報」にチェックを入れて「検査」をクリックしましょう。

「ドキュメントのプロパティと個人情報」の欄に「すべて削除」ボタンが表示されるので、クリックしましょう。

「個人情報」がすべて削除されたので、「閉じる」をクリックします。

これでエクセルにておける個人情報(作成者・所有者・最終更新者など)が削除されました。

エクセルにて個人情報を一括で削除する方法【作成者・最終更新者・所有者を表示しない:消す:ドキュメント固有の設定】

上述では、「個人情報」を削除する方法について解説しました。今回は、ブックの保存を行う前に自動で「個人情報」を削除する設定を行う方法について解説していきます。

スタート画面の「オプション」をクリックしましょう。

注意事項として、この設定は、「個人情報」を削除した直後でないと、チェックボックスがグレーアウトして行えませんので注意してください。

「Excelのオプション」が開かれるので「トラストセンター」を選択しましょう。

その中から「トラストセンターの設定」をクリックします。

「プライバシーオプション」を選択し、「ファイルを保存するときにファイルのプロパティから個人情報を削除する」にチェックを入れ、OKをクリックしましょう。

これで、ブックの保存を行う前に「個人情報」が削除されます。

この時に、先に「個人情報」を削除していないと、チェックボックスがグレーアウトして選択できません。

ドキュメント固有の設定による、個人情報(作成者・所有者・最終更新者など)の一括削除の方法は以上です。

エクセルにて個人情報を一括で削除する方法【最終更新者・所有者を表示しない:消す:マクロ】

上述では、「個人情報」を削除する方法と、保存前に削除する設定の方法について解説しました。開いているすべてのエクセルブックに、それらを一括で行えるマクロ(VBAのコード)について解説します。

以下のコードをが「個人情報」を削除して、ドキュメント固有の設定にチェックを入れるマクロのコードになります。

 

Sub 個人情報を消す()

 

Application.DisplayAlerts = False

For I = 1 To Workbooks.Count

Workbooks(I).Activate

ActiveWorkbook.RemovePersonalInformation = True

ActiveWorkbook.RemoveDocumentInformation (xlRDIRemovePersonalInformation)

ActiveWorkbook.Save

Next

Application.DisplayAlerts = True

 

End Sub

 

マクロのコードの解説をします

Sub 個人情報を消す()

・マクロ名です

Application.DisplayAlerts = False

・アラートを表示にさせないようにしています

For I = 1 To Workbooks.Count

・開いているワークブックの個数を変数Iに代入しています

Workbooks(I).Activate

・開いているワークブックを順に選択していきます

ActiveWorkbook.RemovePersonalInformation = True

・個人情報の削除の許可をTrue(可)としています。

ActiveWorkbook.RemoveDocumentInformation (xlRDIRemovePersonalInformation)

・個人情報を削除しています。

ActiveWorkbook.Save

・ワークブックを保存します

Next

・繰り返しを終了します

Application.DisplayAlerts = True

・アラートを表示するようにしています

End Sub

・コードの終了

「コードウィンドウ」にコードをコピペしたら、「実行タブ」をクリックし、「Sub/ユーザーフォームの実行」をクリックしましょう

開いているワークブックすべての個人情報が削除されました。

 

まとめ エクセルにて個人情報を削除する方法

この記事では「エクセルにて個人情報を削除する方法【一括:作成者・最終更新者・所有者を表示しない:消す】」について解説しました。

個人情報を削除するには「ドキュメントの検査」を、保存時に削除する設定を行うには「ドキュメント固有の設定」を行えばよく、マクロを使えば、開いているワークブックに対して一括処理できます。

エクセルのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。