化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「塩化マグネシウム」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この塩化マグネシウムやその6水和物に着目して「塩化マグネシウムの化学式・分子式・元素記号・組成式はMgCl2? 式量(分子量)?6水和物では?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
塩化マグネシウムの化学式・組成式・分子式はMgCl2
それではまず、塩化マグネシウムの化学式・分子式について確認していきましょう。
結論からいいますと塩化マグネシウムの化学式(分子式)は「MgCl2」と表現されます。
※
MgCl2化学式の後ろから
・Cl2:塩化
となると覚えておきましょう。
なお、塩化マグネシウムの組成式としても同じでMgCl2となります。
塩化マグネシウム6水和物の化学式・分子式
なお、塩化マグネシウムは6水和物になりやすいです。
塩化マグネシウム6水和物の化学式・分子式はMgCl2・6H2Oと、そのまま表記すればOKですね。
塩化マグネシウムの分子量・式量は?
今度は塩化マグネシウムの分子量・式量についても見ていきましょう。
結論からいいますと、塩化マグネシウムの分子量・式量は111です。
※
これは上の塩化マグネシウムの化学式・分子式から導出することができ、Mg:24、Cl:35.5を元に「24 + (35.5)×2 = 95 」となります。
塩化マグネシウム6水和物の分子量・式量
塩化マグネシウム6水和物の分子量は、上の化学式を元に同様に計算しましょう。
水の分子量が18のため、塩化マグネシウム6水和物の分子量=95+18×6 =203となります。
関連物質の
・酸化マグネシウムの化学式・分子式などの詳細はこちら
で解説していますので、併せてチェックしてみてください。
まとめ 塩化マグネシウムの組成式・式量(分子量)は?融点は?との違いもとの反応式も
ここでは塩化マグネシウムの化学式・組成式・式量(分子量)は?融点は?との違いもとの反応式もについて解説しました。
塩化マグネシウムの各情報は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
塩化マグネシウムを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。