科学

塩素の電子式・電子配置・構造式を徹底解説!【同じ電子配置:電子殻】

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化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。

中でも代表的な化学物質として「塩素」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。

ここでは、この塩素に着目して「塩素の電子式・同じ電子配置(電子殻)・構造式は?」について解説していきますので、参考にしてみてください。

塩素の電子式(分子)・電子殻のイメージ図は?

それでは塩素分子の電子式について見ていきましょう。

こちらの塩素の原子価・価電子数に関する記事でも解説していますが、塩素の最外殻電子数は7であることから、以下のような電子式になります。

塩素の分子式がCl2であるため、Cl同士の結合に電子を1個ずつ出していると理解しておくといいです。

塩素の電子殻の状態(原子)

電子式ではなく、電子殻の図を知りたい人もいます。

塩素原子の電子殻のイメージとしては、K殻に電子が2個、L殻に電子が8個、M殻に電子が7個入った状態です。

これは塩素の原子番号や価電子数を理解しておくことで、導出できます。

塩素の原子量・分子量・原子番号・質量数・価電子数(最外殻電子数)・原子価・陽子数・中性子の数は?化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。 中でも代表的な化学物質として「塩素」がありますが「...

 

塩素の結合の種類の詳細はこちらで解説していますので、併せてチェックしてみてくださいね♪

 

塩素の電子配置(同じ)?

今度は塩素がイオンになった際に、同じになる電子配置についても確認していきます。

塩素の電子殻の配置は上述の通りであり、塩素イオンになった場合には、空いている最外殻に電子が入ります。

そのため、周期表において塩素の隣の「アルゴン」と同じ電子配置になるのです。

イオン化した際に同じとなる電子配置(塩素など)も頻出のため理解しておくといいです。

 

塩素の構造式は?

塩素の構造式も確認します。上の塩素の電子式をそのまま構造式(線で記載)に変換すればOKです。

1重の共有結合のため、以下の構造式となります。

電子式やその結合の仕方と併せて理解しておくのがおすすめです。

 

まとめ 塩素の電子配置・構造式を徹底解説!【同じ電子配置】

ここでは、塩素の電子式・電子配置・構造式を徹底解説!【同じ電子配置:電子殻】について解説しました。

塩素の電子式・同じ電子配置・構造式は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。

塩素を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう