この記事では「エクセルにてシート数のカウントを取得、確認する方法」について関数を使用した場合とマクロを使用した場合に分けて解説していきます。
これらの処理としては、主に
・SHEETS関数か
・マクロ
を使うとよいです。
実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにてシート数のカウント(取得・確認)方法1【関数】
エクセルにてシート数のカウントを行いたい場合はSHEETS関数を使うといいです。
任意のセルに=SHEETS()と入力し、Enterを押しましょう。
現在のブックのシート数が表示されました。
シート関数は
=Sheets(参照)
と入力し、参照を何も指定しない(未入力)の場合はブック全体のシート数を返すものとなっています。
INFO関数でもシート数を取得・確認できる
シート数を返す関数にもう一つ、INFO関数があります。
INFO関数では、現在のディレクトリや、オペレーティングシステムのヴァージョンなども取得できるのですが、シートの数を取得する場合は=INFO(“NUMFILE”)と入力します。
ENTERを押すと、シート数が表示されるのですが、INFO関数は開いているブック全てのシート数を取得してしまうので、「アドイン」や「個人用マクロブック」など、普通では表示されないブックのシート数まで数えてしまいます。
アドインや、個人用マクロブックを使っていない場合は、INFO関数でもシート数は取得できますが、シート数を取得する場合はSheets関数を使うのをおススメします。
関数を使ったシート数の取得、確認の解説は以上です。
エクセルにてシート数のカウント(取得・確認)方法2【マクロ】
上述ではブックのシート数を取得する関数について解説しましたが、サンプルのマクロを使ってもシート数を取得できます。
リボンの「開発」タブにある「Visual Basic」をクリックして、エディターを開きます(Alt + F11でもエディターは開きます)。
標準モジュールのコードウィンドウに以下のコードを入力します。(個人用マクロブック、作業中のブックのどちらでもかまいませんが、作業中のブックの場合は拡張子を.xlsmに変更しないと保存できないので注意して下さい)
Sub ワークシートの数を数える()
ActiveCell.Value = Worksheets.Count
End Sub
コードの解説を行うと
Sub ワークシートの数を数える()
・マクロ名
ActiveCell.Value = Worksheets.Count
・現在選択されているセル(ActiveCell)にワークシートの数(Worksheets.Count)を代入せよ
End Sub
・マクロの終了
という内容になっています。
マクロを実行させると選択しているセルに取得したシート数が表示されます。実行してみましょう。
エディターの「実行」タブをクリックし、「Sub/ユーザーフォームの実行」を選択しましょう。
選択されているセルにシート数が表示されました。
マクロを使ったシート数の取得、確認の解説は以上です。
まとめ エクセルにてシート数のカウント(取得・確認)方法【関数など】
この記事では「エクセルにてシート数のカウントを取得、確認する方法」について関数を使用した場合とマクロを使用した場合に分けて解説していきました。
シート数を取得する関数にはSHEETS関数とINFO関数がありますが、SHEETS関数の方をおススメします。マクロを使用する場合は、作業中のブックに保存する場合は拡張子を「.xlsm」に変更するのを忘れないようにしてください。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。