この記事では「エクセルにて1以上のカウントを行う方法」、「100以下のカウントを行う方法」、「0以上10未満のカウントを行う方法」について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・Countif関数
を使うと良く、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにて1以上のカウントを行う方法【countif】
エクセルにて表のデータで1以上や1より大きいの数値が入っているセルの個数をカウントするには、上述の通りCountif関数を使用するといいです。
上記のような表で得点が「1」以上の人の数を数えたい場合、任意のセル(この場合はG5)に=Countif(D5:D18,”>=1”)と入力します。
Countif関数では
=Countif(カウントしたいデータ範囲,検索条件)
などと入力していきます。
今回では
・カウントしたいデータ範囲:D5:D18
・検索条件:“>=1”
となります。この時検索条件にて” “(ダブルコーテーション)で括るのを忘れないようにしましょう。これがないとエラーとなります。
上記の式を入力してENTERを押すと以下のように「1」以上のデータの入ったセルの個数がカウントされます。
セルG5に「1」以上のセルの個数として「10」が表示されました。
これでエクセルにて「1」以上のカウントを行う方法が完了です。
エクセルにて100以下のカウントを行う方法【countif】
上では「1」以上のセルのカウントを行いましたが、Countif関数の検索条件の演算子を変えるだけで同様に100以下のセルのカウントも行うことが出来ます。
具体的には先ほどと同じく、任意のセルに=Countif(D5:D18,”<=100”)と入力します。
ENTERを押すと以下のように「100」以下のデータの入ったセルの個数がカウントされます。
セルG6に「100」以下のセルの個数として「12」が表示されました。
これでエクセルにて「100」以下のカウントを行う方法が完了です。
エクセルにて0以上10未満のカウントを行う方法【countif】
「1」以上のセルのカウントと「100」以下のセルのカウントを行いましたが、
「0」以上「100」未満のセルのカウントについてもCountif関数を組み合わせることによって今までと同様に行うことが出来ます。
具体的には先ほどと同じく、任意のセルに
=Countif(D5:D18,”<10”)- Countif(D5:D18,”<0”)
と入力します。
ENTERを押すと以下のように「0」以上「10」未満の間に入ったセルの個数がカウントされます。
セルG7に「0」以上「10」未満のセルの個数として「6」が表示されました。
=Countif(D5:D18,”<10”)- Countif(D5:D18,”<0”)
この数式の意味を解説していきます。
・はじめのCountif関数で10以下の個数をカウントしています。
・次のCountif関数で0以下の個数をカウントしています。
・それぞれの10以下の個数から0以下の個数を引くことによって「0」以上「10」未満の数値の入ったセルの個数を算出しています。
ここで、エクセルの関数に慣れた人でしたら、Countif関数で引き算をするよりも、論理演算子であるAND関数を使った方が簡単なのでは?と考えるかもしれません。
しかしAND関数を組み込んで=Countif(D5:D18,AND(“>0”,”<10”)とした場合、結果は「0」となってしまします。
これはAND関数は引数にしていされた論理式がすべて正しいときに値を返す関数であるため、Countif関数に組み込んで、「0」以上かつ「10」以下という条件で使用することは出来ません。
最後によく使う比較演算子を整理すると上記の表になります。
今までの=Countif(D5:D18,“比較演算子”)の式の比較演算子を替えるとさまざまな条件でカウントすることが可能です。
これでエクセルにて0以上10未満のカウントを行う方法が完了です。
まとめ エクセルにて100以下のカウントや0以上10未満のカウントを行う方法【countif】
ここでは、「エクセルにて1以上のカウントを行う方法」、「100以下のカウントを行う方法」、「0以上10未満のカウントを行う方法」について解説しました。
エクセルのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。