化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「炭酸カルシウム」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この炭酸カルシウムに着目して「炭酸カルシウムの化学式・分子式・元素記号・組成式はCaCO3? 式量(分子量)や石灰石との違いは?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
炭酸カルシウムの化学式・組成式・分子式はCaCO3
それではまず、炭酸カルシウムの化学式・分子式・元素記号について確認していきましょう。
結論からいいますと炭酸カルシウムの化学式(分子式)は「CaCO3」と表現されます。
※
CaCO3の化学式の後ろから
・CO3:炭酸
となると覚えておきましょう。
なお、炭酸カルシウムの組成式としても同じでCaCO3となります。
炭酸カルシウムの分子量・式量は?
今度は炭酸カルシウムの分子量・式量についても見ていきましょう。
結論からいいますと、炭酸カルシウムの分子量・式量は100です。
※
これは上の炭酸カルシウムの化学式・分子式から導出することができ、Ca:40、C:12、O:16、を元に「40 + 12 +16×3 = 100 」となります。
炭酸カルシウムと石灰石との違いは?
なお、炭酸カルシウムと石灰石との違いも頻出です。
炭酸カルシウムは上述のよう化合物であるのに対し、石灰石は複数の化合物から構成される混合なのです。
ただ、石灰石の95%以上が炭酸カルシウムで構成されるため一般的には「石灰石≒炭酸カルシウム」と捉えてOKでしょう。
厳密には、上のような違いがあると理解しておくのがおすすめ。
反応物と生成物をとりあえず覚えておけば、上と導出できるため、ここは抑えておくように。
関連物質の
で解説していますので、併せてチェックしてみてください。
まとめ 炭酸カルシウムの組成式・式量(分子量)は?石灰石との違いもとの反応式も
ここでは炭酸カルシウムの化学式・組成式・式量(分子量)は?石灰石との違いもとの反応式もについて解説しました。
炭酸カルシウムの各情報は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
炭酸カルシウムを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。