この記事では「エクセルにて空白セルをカウントする方法」について解説していきます。
・空白セルのカウントにはCOUNTBLANK関数
・空白以外のセルにはCOUNTA関数
を使うといいです。
それでは、実際のサンプルを用いて詳細を見ていきましょう。
エクセルにて空白セルをカウントする方法【条件】
エクセルにて空白セルをカウントするためには、上述のよう「COUNTBLANK」関数を使用します。
この例では、セルE4からセルE14の空白(未提出)の人数をセルE6に表示したいので、セルE6に=COUNTBLANK(B4:B14)と入力します。
COUNTBLANK関数とは「BLANK(空白)」という言葉が入っているように、空白セルの個数を返すものであり、
=COUNTBLANK(対象範囲)
と入れればOKです。
今回は
引数に、対象範囲のB4:B14と指定することで「セルB4からセルB14の範囲の空白セルの数を返す」
と処理しています。
こちらでENTERを押すとセルE4(営業第一課の未提出の欄)に関数の結果である「2」が表示されました。
これでエクセルでの空白のセルを数える方法が完了です。
エクセルにて空白以外のセルをカウントする方法【条件】
上では空白セルの数をカウントしましたが、次に空白以外のセルをカウントする方法です。
数字だけのカウントなら「COUNT」関数が使えますが、このサンプルではセルB14に「研修中」という文字列が入ってしまっていますので「COUNT」関数は使えません。
空白セル以外の値(数字や文字列)が入っている場合、「COUNTA」関数を使用します。
今度は、セルE4からセルE14の数字が入っているセル(報告済)の人数をセルE5に表示したいので、セルE5(報告済みの項目)に=COUNTA(B4:B14)と入力します。
COUNTA関数は、空白以外のカウントを行える関数であり、
=COUNTA(対象範囲)
と指定します。
今回は
引数に、対象範囲のB4:B14と指定することで「セルB4からセルB14の範囲のうち値が入っているセルの数を返す」
と処理しているわけです。
こちらでENTERを押すとセルE5(報告済みの欄)に関数の結果である「9」が表示されましたね。
空白でなくスペースが入っている場合には注意
この時、計算結果が正しく表示されない場合があります。
先ほどの正しい結果は「9」だったのに、全く同じように見える集計結果(報告済み)の値は、下では「10」になってしまっています。
実は今回、セルB9に見えないだけで、スペースが入力されています。
「COUNTA関数」での集計の場合、このように
・見えないスペースが入っている
・0が非表示になっていたり、白文字になっている
・数式の結果空白が入っている(見えないだけで数式が入力されている)
などの、「一見セルは空白だけれども空白ではないセル」も1つとしてカウントしてしまうため、十分に注意しましょう。
上を避けるには、
・全体の集計をCOUNTA関数を用いて出して置き、
・COUNTBLANK関数で空白セルの個数を引く
などと処理するのもありです(スペースを空白とカウントしたい場合は上述のままでOKですね)。
まとめ エクセルにて空白でないセルをカウント・空白セルを数える方法
この記事では「空白ではないセルをカウントする」「空白のセルをカウントする」の2つの関数、「COUNTBLANK」関数と「COUNTA」関数について解説しました。
状況に応じてエクセル関数を使い分けられるようになり、定型業務を効率化していきましょう。