今回は、表を縮小して全体に表示するための手法を紹介します。
ワードには表を作成する機能があります。文章を分かりやすくするために挿入しますが、途中で余白や印刷サイズを変更するなどで、その表が用紙からはみ出てしまうケースもあります。
加えて、エクセルで作成した表をワードに貼り付ける際の手段も合わせて説明します。
ワードで表を縮小して全体を表示する方法1【テーブルレイアウト】
メニューにある「テーブル レイアウト」を使って、表全体を表示することができます。
例えば、次のような表を用意します。
この表は3行4列の表になっています。1つのセルにはアルファベットと数字を入れており、1行目は「AAAA」、2行目は「BBBB」…、ハイフンを挟んで1列目は「0001」、2列目は「0002」…、と入力しています。
画像では3列目までしか表示されておらず、「AAAA-0004」などの4列目の内容が隠れてしまっています。
では、表を選択してメニューから「テーブル レイアウト」を選びましょう。
表を選択しないとこの項目が出てきません。
その中の「セルのサイズ」から幅の調整が出来ます。ここでは一例として幅の数値を「45mm」と入力してみましょう。
これで全体が表示できるようになりました。
ワードで表を縮小して全体を表示する方法2【段落設定】
同じ様な表を使って、今度は縦に伸びてしまった表を考えましょう。
画像では、表がページにまたがって表示されています。
前述の方法で縦のサイズを入力してもできますが、それでも表が小さくならない場合があります。
その場合、表の中で設定されている段落の間隔が影響していることがあります。
表全体を選択した状態で、「ホーム」の「段落」を選択しましょう。
段落後が「1行」になっています。これだと余白をつけてしまい、表の高さが余計大きくなってしまいます。これを「0行」にします。
これでページをまたぐことなく、1ページの中に表を収めることが出来ました。
ワードでエクセル表を貼り付けし縮小する方法1
エクセルで作った表を、ワードに貼り付けたいケースも出てくるでしょう。
まずは、エクセルでワードに貼り付けたい表を範囲選択しコピーします。
ワードに戻り、貼り付けたい場所にカーソルを合わせて右クリック。
その中の「貼り付けのオプション」から「元の書式を保持」もしくは「貼り付け先のスタイルを使用」を選択します。
「元の書式を保持」は赤枠の左、「貼り付け先のスタイルを使用」は赤枠の右です。
まずは「元の書式を保持」で貼り付けた場合。
選択すると、コピー元のフォントや表のスタイルを使って貼り付けます。
続いて「貼り付け先のスタイルを使用」した場合。
選択すると、ワードで設定されているフォントや段落を元に表を貼り付けます。
ただし、入力しているデータによっては表の幅が小さい、もしくは縦長になることもあるため、罫線をドラッグ等で調節してください。
ワードでエクセル表を貼り付けし縮小する方法2
貼り付けるデータが大きいけど1ページに収めたい場合、表の形式で貼り付けるのではなく、図の形式で貼り付ける手法もあります。
先ほどの例よりも大きい3行7列の表を貼り付けてみましょう。
「貼り付けのオプション」から「図」を選択。
これで、表を1枚の画像として取り込むことが出来ました。
ワードに写真を入れた時と同様に扱うことができるため、右下の端をドラッグすることで表の縮小をすることができます。
ただし、画像形式で貼り付けるため表のデータを変更したいといった場合は、もう一度コピーして貼りなおさないといけないので注意しましょう。
まとめ 表を縮小して全体を表示する方法およびエクセルの表を貼り付ける方法
ここまで、表を縮小して全体を表示する方法およびエクセルの表を貼り付ける方法について複数ご紹介しました。
わかりやすい文章にする上で工夫する手段の一つとなるので、ぜひ活用してみてください。