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窒素の原子番号・質量数・原子量・価電子数(最外殻電子数)・原子価・陽子数・中性子の数は?

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化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。

中でも代表的な化学物質として「窒素」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。

ここでは、この窒素に着目して「窒素の原子番号・質量数・原子量・価電子数(最外殻電子数)・原子価・陽子数・中性子の数は?」について解説していきますので、参考にしてみてください。

窒素の原子番号・陽子数・中性子の数は?

今度は窒素の原子番号・陽子数・中性子の数についても見ていきます。

結論からいいますと

・窒素の原子番号は7

・窒素の陽子数も7

・窒素の中性子数はほとんどは7(ごく一部で8)

です。

まず窒素の原子番号はあくまで定義のため覚えておきましょう。なお、原子番号は陽子数のことを指すと決められているため、窒素の陽子数はこちらも7で同じとなります。

一方で中性子数とは、中性子数=質量数―陽子数で計算できる数値のため、窒素には同位体があり各々の質量数が14,15とあることから、中性子数も7,8という値をとるのです。

ただ、窒素はほとんどが質量数14、中性子数7という化学構造になっていると覚えておきましょう。

窒素の価電子数(最外殻電子数)・原子価は?【結合の手】

それではまず結合に関係する指標である窒素の価電子数(最外殻電子数)・原子価について解説していきます。

結論からいいますと

・窒素の価電子数(最外殻電子数)は5

です。

一方で、窒素の原子価は3となります。

まず窒素の価電子数(最外殻電子数)とは、窒素が持つ結合に関係する最外殻の電子の数のことであり、5つ分の電子があることになります。

一方で、原子価とは「結合の手」を意味し、窒素の場合では1か所分が孤立電子対(ローンペア:2つの電子分)となり、不対電子は3つ分のみとなるため、結合の手は3本となるわけですね。

 

窒素の原子量・質量数は?

今度は窒素の原子量・質量数も見ていきましょう。

結論からいいますと

・窒素の原子量は約14

・窒素の質量数はほとんどが14(ごく一部に同位体の15などあり)

です。

原子量は各々の質量数の窒素に割合をかけたものを足し合わせた数であり、重みづけを考慮した平均値のようなものといえます。

原子量と質量数は窒素だけでなく、上のような意味の違いがあるので注意して覚えておきましょう。

 

まとめ 窒素の原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子の数は?

ここでは、窒素の価電子数(最外殻電子数)・原子価・原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子の数は?について解説しました。

窒素の価電子数(最外殻電子数)・原子価・原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子の数は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。

窒素を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。