車や飛行機などの乗り物に乗る際に、その速度に注目する場合が多いですよね。
この物体の移動速度を考えるとき、時速、分速などさまざまな表記を取ります。
これらの単位は状況に応じて使い分ける必要があるため、それぞれの表記に変換できるようにしておくといいです。
ここでは「時速、分速の定義や換算方法」について解説していきます。
分速と時速の変換(換算)方法【km/hとm/minの関係】
それでは時速と分速には、どのような関係があるのか考えていきましょう。
まず、車などで良く使用する時速ですが、1時間あたりに移動する距離のことを指しています。
そして、時速の単位としては、km/h(キロメートルパーアワー)を使うことが基本です。km/hはキロメートル毎時、時速〜キロなどとよぶこともあります。
一方で分速とは、1分あたりに移動する距離のことであり、m/min(メートルパーミニッツ)を普通使用します。
別の言い方では、メートル毎分、分速〜メートルと呼ぶこともあります。なお単位もm/minだけでなく、m/分などと書く場合があります。
続いて時速と分速の換算のやり方を考えていきましょう。ここで、1km=1000mであり、1hr=60minであることを利用します。
すると、時速1km/h=1000m/60min=約16.7m/minと変換できるのです。一方で、分速基準で考えますと、1m/min=0.06km/hと計算できます。
このようにして、時速と分速の換算式が導かれました。
なお、風速には基本的に秒速が良く使用され、この風速(秒速)と時速の変換方法はこちらで解説いています。参考にしてください。
時速と分速の変換の計算問題を解いてみよう
それでは、時速km/hと分速m/minの換算に慣れるためにも、計算問題を解いてみましょう。
例題
時速5km/hは何m/minとなるのでしょうか。
解答
上の定義式に従って考えていきます。
すると、5×16.7=83.5m/minと分速が計算できるのです。
逆に、分速から時速への変換も行ってみましょう。
例題2
分速20m/minは時速何キロになりますか。
解答2
同様に、上の換算式を使います。
すると、20×0.06=1.2km/hとなるのです。
きちんと時速、分速の計算に慣れておきましょう。
まとめ km/hとm/minの変換(換算)方法【分速と時速の単位】
ここでは、時速と分速の換算方法について解説しました。
時速とは、1時間あたりの移動距離のことを指し、単位としては基本的にkm/hを使用することが多いです。なお、別の言い方では、メートル毎時や毎時~メートルというような呼び方をします。
一方で、分速とは1分あたりの移動距離のことを指し、単位にはm/min等を使うことが基本です。分速は別の呼び方では、メートル毎分や毎分~メートルと表現するケースもあります。
そして、時速1km/h=16.7m/minであり、逆に1m/min=0.06km/hと計算することができます。
時速と分速の計算に慣れ、科学的な処理をスムーズに実行できるようにしましょう。