科学

g/Lとmol/Lの変換(換算)方法・読み方・意味は?【1g/Lは何mol/L?1mol/Lは何g/L?】

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科学的な解析を行う際によく単位変換が求められることがあります。

例えば、体積あたりの質量(重量)や物質量の単位としてg/Lとmol/Lなどをよく使用しますが、これらの間接的な換算が必要となるケースが多く、各々を変換できるようにしておくといいです。

ここでは、これらg/Lとmol/Lの単位変換方法について解説していきます。

g/Lとmol/Lの換算(変換)方法【1g/Lは何mol/L?1mol/Lは何g/L?】

まず先にも述べたように、g/Lとは1Lあたりのある物質のグラム(g)数を表す時の単位といえます。これは溶液でも気体でも同じです。

一方で、mol/Lとは1Lあたりに含まれる物質の物質量(mol数)を表す際の単位といえます。gではなくmol数なのです。

そして、g/Lとmol/Lの単位変換は、間にモル質量[g/mol](分子量など)を介すことで対処できるのです。具体的にはAmol/L × Bg/mol = Cg/Lと変換できます。

逆にg/Lからmol/Lに変換するには、モル質量(分子量など)で割ることで求められます。

g/Lとmol/Lの換算(変換)の計算問題【1g/Lは何mol/L?1mol/Lは何g/L?】

このようにg/Lとmol/Lはモル質量の数値を活用すれば、変換ができるのです。この換算になれるためにも以下で練習問題を解いていきましょう。

例題1

ある気体の中には、水素が0.5mol/L含まれています。水素のモル質量が2g/molである場合、水素は何g/L配合されていることになるのでしょうか。

解答1

上のg/Lとmol/Lの変換式を元に計算していきます。

0.5 × 2 = 1g/Lの水素がその気体には含有されていることになるのです。

逆に、g/Lからmol/Lへの単位換算も行っていきましょう。

例題2

ある気体中には酸素は64g/L配合されています。このとき酸素は気体中に何mol/L入っていることになるのでしょうか。このとき、酸素の分子量は32g/molとします。

解答2

こちらも上の換算式を元に計算していきます。

すると、64 ÷ 32 = 2mol/Lと変換することができました。

まとめ g/Lとmol/Lの換算方法・読み方・意味は?【1g/Lは何mol/L?1mol/Lは何g/L?】

ここでは、mol/Lとg/Lの単位変換方法について確認しました。

mol/Lとg/Lを換算するには、間にモル質量(分子量など)を介する必要があることを理解しておくといいです。

各単位換算になれ、さまざまな解析処理に役立てていきましょう。