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【Excel】エクセルにて電話番号にハイフンを入れる・削除する方法【書式設定の表示形式・ユーザー定義:関数】

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この記事では、エクセルで電話番号などの数値にハイフンを入れる方法、削除する方法について解説します。

エクセルで数値の間にハイフンを挿入する方法としては、

・書式設定の表示形式(ユーザー定義)を変更する

・関数を使用する

の2つが挙げられます。

それぞれについて、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。

エクセルにて電話番号にハイフンを入れる方法【書式設定:表示形式のユーザー定義】

それでは以下で書式設定を用いて電話番号にハイフンを追加する方法について確認していきます。

エクセルで電話番号を入力する際、一般的にセルの表示形式は「文字列」に指定されています。通常、数字を入力する際の表示形式は「標準」となっていますが、このままだと数字の最初の0が省略されてしまうからです。

(※ちなみに、先頭の0が消えてしまう場合に「0を追加する方法」はこちらで解説していますので、参考にしてみてください)

 

電話番号の一覧を範囲選択し、「ホーム」タブを開くと、セルに設定されている表示形式が「文字列」になっていることが確認できます。

その右下をクリックすると、セルの書式設定が開きます。

「表示形式」タブの分類から、「ユーザー定義」を選びます。

ここから、オリジナルの表示形式を設定することができます。

今回は市外局番が3桁であるとして、種類の欄に、「000-000-0000」と入力します。

こうすることで、最初の0が省略されることなく、10桁の数字が3文字―3文字―4文字の形で表示されるようになります。

設定後、先ほどと同じように表示形式を確認すると、「ユーザー定義」に変更されています。しかし、電話番号にハイフンは挿入されておらず、続く処理が必要なのです。

実は、「文字列」から「ユーザー定義」に表示形式を変更した場合、自動的には変更されません。

数字のセルを選択してからF2→Enterを押すと、セルが更新されてハイフンが表示されるようになります。

同様にすべてのセルを選択し、一括更新していくと完成です。

 

なお、電話番号などの先頭の0が消えてしまう際に表示させる方法・消す方法は以下で解説井していますので、併せてチェックしてみてください。

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エクセルにて電話番号にハイフンを入れる方法【関数】

関数を使用する場合、入力された電話番号を参考に、新たにハイフンが入った電話番号を作成します。

そのため、もともと電話番号が入っているセルとは別に、電話番号2という欄を作成しました。

電話番号にハイフンを一気に追加するには、対応セルに=MID(C3,1,3)&”-“&MID(C3,4,3)&”-“&MIDC(3,7,4)と入れるといいです。

 

上の数式の詳細を確認していきましょう。

今回使用するのは、MID関数です。

MID関数は特定のセルの一部の文字を指定して表示する式で、

=MID(文字列,開始位置,文字数)

の形でセルに入力します。

それぞれの項目は、以下のように設定されています。

文字列:表示したい文字列が含まれるセル

開始位置:表示したい文字列の最初の文字の位置

文字数:表示したい文字列の文字数

これらから、図のようにMID(C3,1,3)と入力した場合、「C3の文字列の1番目から3文字分を表示する」という意味の数式になります。

今回は「000-000-0000」と処理すべく「”C3の1-3文字”-”C3の4-6文字”-”C3の7-10文字”」と表示したいので、上のような形になります。

この時、間の「-(ハイフン)」を追加する際には、結合の演算子の「&」を活用しましょう。この時文字列である-(ハイフン)を結合する際には、”” (ダブルコーテーション)にて括りましょう。

これがないとエラーとなります。

数式を入力してEnterを押すと、電話番号にハイフンが入った状態で表示されます。エラーが出る場合は、抜けている部分がある、全角になっているなどの可能性があるため、数式をチェックしてください。

あとはD3のセルの右下をクリックしたままD7まで引っ張る(ドラッグ&ドロップする)ことで、残りのセルに1つ1つ数式を入力しなくても、同様の結果が得られます。

これで電話番号にハイフンを挿入することはできましたが、セルに入力されているのは数式のため、他の場所にコピーしたりすることができません。また元の電話番号を削除したり誤って編集したりすると、数式の結果も変わってしまいます。

こうしたミスを回避するため、数式から文字列に変換しておくことをお勧めします。

 

電話番号2の欄をコピーした後、別の場所に貼り付けます。

その際に、貼り付けのオプションから数字が入ったマーク(値)を選択すると、数式の結果をそのまま文字としてセルに貼り付けることができます。

あとは電話番号2の欄に貼り付けなおせば完成です。

 

上の数式入力時にエラーが起こる場合

数式を上のように入れてもエラー、もしくは行いたい処理ができないケースもあります。

この場合は以下をチェックしましょう。

 

・””(ダブルコーテーション)や&演算子が抜けていないかを確認

以下はNG例です。

これは「-」がハイフンではなくマイナスと認識され、「=011-234-5678」という計算式になってしまったためです。

これを回避するためには、上のようダブルコーテーションをいれましょう。

また、&演算子でつなぐことも忘れずに。

 

エクセルにて&やconcatnae関数で結合できない原因と対策は以下で解説していますので、参考にしてみてください。

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エクセルにて電話番号にハイフンを削除する方法【関数】

続いて関数を用いて、電話番号のハイフンを削除する方法を見ていきます。

エクセルでハイフンが入っている電話番号を数字のみに変換するためには、SUBSTITUTE関数を使用します。

今回も新たに数式を入力するため、電話番号3の欄を作成しました。

電話番号のハイフンを一括削除したい場合には対応セルに、=SUBSTITUTE(D3,”-“,””,2)と入れましょう。

上の数式の詳細を確認していきます。

SUBSTITUTE関数は特定の文字を別の文字に変換して表示する関数で、

=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,[置換対象])

の形でセルに入力します。

それぞれの項目は、以下のように設定されています。

文字列:変換したい文字が含まれるセル

検索文字列:変換したい元の文字

置換文字列:変換後に入力される文字

置換対象:すべての検索文字列を変換するかどうかの設定(省略可能)

そのため、図のようにSUBSTITUTE(D3,”-“,””)と入力した場合、「D3の文字列を”-”→“(何もなし)”に変換した状態で表示する」という意味の数式になります。

今回は文字列に含まれるすべてのハイフンを削除したいため、4項目目の置換対象は省略しています。もし1つめのハイフンだけを削除したい場合は、=SUBSTITUTE(D3,”-“,””,2)と入力することで、2つ目のハイフンを残すことができます。

数式を入力してEnterを押すと、ハイフンが削除された状態の電話番号が表示されます。

あとはハイフンを挿入した時と同じ方法でE4以降のセルに数式をコピーし、文字列に変換すれば完成です。

 

ただし、この方法で電話番号からハイフンを削除できない場合もあります

最初に解説した、書式設定を使用して電話番号にハイフンを挿入している場合です。この場合は、再び書式設定から表示形式を変更して、ハイフンを削除しましょう

 

エクセルにて置き換えできない原因と対策はこちらで解説していますので、併せてチェックしてみてください。

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まとめ エクセルにて電話番号にハイフンを削除・追加する方法

この記事では、エクセルで電話番号などの数値にハイフンを入れる方法、削除する方法について解説しました。

エクセルで電話番号の間にハイフンを挿入する(あるいは削除する)には、「書式設定を変更する」「関数を使用する」といった方法があります。

エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。