この記事では、エクセルにて行や列が削除できない(セルが消せない)原因と対策について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・シートの保護解除
・必要な情報のみ新規ファイルにコピペ
・並び替えで不要行を削除
することによって解決することができます。
では、実際のサンプルをみていきましょう。
エクセルにて行や列が削除できない原因と対策1【セルが削除できない:大量:行や列を消せない】
それでは以下でエクセルにて行や列・セルなどが消せない原因と解決策について確認していきます。
下記のように右クリックをしたときに、挿入や削除がグレーアウトして選択できなくなります。
こういった場合、まずはシートが保護されていないか確認しましょう。シート保護が原因で行や列が削除できないケースがあるわけです。
シート名にカーソルを合わせて右クリックをすると、「シート保護の解除」という項目があります。
「シートの保護」がなく「解除」だけなので、このシートには保護がかかっているという事が判別できます。
なので、この「シート保護の解除」をクリックすれば保護は解除されます。
列・行を削除できるようになりました。
これらがエクセルにて行や列・セルが消せない原因の1つ目と解決策です。
エクセルにて行や列が削除できない原因と対策2【セルが削除できない:大量:行や列を消せない】
また、大量のデータを削除しようとする場合、リソース不足により行や列が削除できない場合があります。
その場合は、削除するのではなく必要なセルだけを選択して新規ファイルにコピペして、新規にファイルを作成することで解決できます。
例えば、管轄営業所「東京」のみを削除しエラーが出てしまった場合、フィルタで「東京」以外を選択します。
必要なデータ範囲を選択し、可視セルのみを新規ブック(またはシート)にコピぺします。
必要なデータのみのリストが作成できました。
これでデータ量が減り、リソースに余裕ができるため、行・列・セルの削除ができない問題が解決できることがあります。
なお、フィルターをかけてコピペする方法(可視セルのみのコピー)はこちらで解説していますので、併せてチェックしてしてみてください。
エクセルにて行や列が削除できない原因と対策3【セルが削除できない:大量:行や列を消せない】
上記でもうまくいかない場合は、行や列の削除ではなくセルそのものを削除するといいです。
例えば、管轄営業所「東京」のみを削除したい場合、フィルタで「東京」を選択し補助列に「b」、それ以外を「a」と入力します。
この状態でF列を基準に並び替え(今回は昇順)をします。
以下のような状況になります。
下の3行をdeleteで削除、枠線も解除し完了です。
これらが、行やセルが削除できない原因と解決策です。
まとめ エクセルにて行や列を消せない原因と対策【セルが削除できない:大量など】
この記事では、エクセルにて行や列が削除できない原因と対策について解説しました。
よく使用する機能なだけにエラーが出てしまうと焦ったりしてしまいますが、いくつかの解決方法を試すことで求めているデータを作成することができますので、是非覚えておきたいところです。