エクセルの「セル」に文字等を入力した時に、あらかじめ色の付けておいた「単一セル」、「行」「列」の色を消す仕組みは作れるのでしょうか?
この仕組みがあればアンケートの記入漏れチェックなどの際「記入漏れ」が一目瞭然でわかるのでこの仕組みの作成方法を覚えておくと大変便利です。
(記入漏れ防止にもつながりますよね!)
ということで今回は以下3パターンの「色を消す」仕組みの作成方法を解説いたします。
● 単一セル
● 行全体
● 列全体
結論から言いますと、この「仕組み」にはエクセルの「条件付き書式」の設定を使います。
(3パターンともこの考え方につきます。)
設定する「条件」(ルール)は、以下の通り。
肝は【「セル」に空欄が入力されている。】と置き換えて表現することです。
このような条件ルールを設定しておけば、何か文字を入力した時に「空白である」という条件の適用外となりセルの色が消えてくれるわけです。
では実際に「セル単体」「行全体」「列全体」の3パターンでやってみましょう。
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エクセルにて入力するとセルの色が消える仕組みの作成方法【セル単体】
「セル単体」の場合は冒頭に示した「商品レビューアンケート記入」で解説しましょう。
1 ルールを適用させたいセルを「選択」します。
2 「条件付き書式」⇒「セルの強調表示ルール」⇒「指定の値に等しい(E)」を選択
3 以下のウインドウが出てくるので、今回の条件「空白(“”)」を指定します。
4 以下のように対象セルが赤色に塗られました。
5 この状態でアンケートを記入していくと以下のように「入力したセル」は色が消えています。
これで入力するとセル単体の色が消える仕組みが完成です。
エクセルにて入力するとセル(行全体)の色が消える仕組みの作成方法
次は、カレンダーで「行全体」の色を消す仕組みの作成方法を解説します。
先に述べましたように「セル単体」の場合と考え方は同じです。
1 まず一番上の行でのみ条件ルールを設定します。
「行全体」を選択します。
「行全体」を選択します。
2 「条件付き書式」⇒「新しいルール(N)」を選択
3 「新しい書式ルール」ウィンドウの「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択
4 ・赤四角の欄に『「チェック欄のセル」が空白だったら』の意味である「$B$8=””」を入力します。(セル座標は実際のエクセル上でそのセルを選択すれば自動的に入力されます。)
・青四角の「書式」から塗りたい色を指定します。
・青四角の「書式」から塗りたい色を指定します。
5 一行分ですが、条件ルール設定が完了しましたので、この条件ルールを他の行にコピー&ペーストします。
6 しかしコピーをする前に1か所セル座標の入力を修正する必要があります。
今ルール設定した範囲を含む形でセル範囲選択⇒「条件付き書式」⇒「ルールの管理(S)」を選択
今ルール設定した範囲を含む形でセル範囲選択⇒「条件付き書式」⇒「ルールの管理(S)」を選択