今回は、エクセルで数字や文字列をばらす(分割、1つずつに分ける:区切る方法、について説明します。
いろいろな方法がありますので、いくつかの方法について説明します。
エクセルで数字をばらす(1つずつに分割・分ける・区切る)方法1
まずは、エクセルで数字をばらす(1つずつに分ける:区切る)方法その1です。
まず、以下のような表を準備しました。
今回、準備している数字はすべて5桁です。
まず、一番上の桁を求めたいセル(今回の場合はD3セル)に「=MID($B3,1,1)」と入力します。
次に、左から2桁目を求めたいセル(今回の場合はE3セル)に「=MID($B3,2,1)」と入力します。
次に、左から3桁目を求めたいセル(今回の場合はF3セル)に「=MID($B3,3,1)」と入力します。
次に、左から4桁目を求めたいセル(今回の場合はG3セル)に「=MID($B3,4,1)」と入力します。
次に、左から5桁目を求めたいセル(今回の場合はH3セル)に「=MID($B3,5,1)」と入力します。
ここまでで、使用した関数はMID関数のみです。
MID関数は、
=MID(参照元,参照したい場所(左から数える),抽出したい桁数)
となっています。
今回の場合、D3~H3セルにはB3セルを参照したいので、「$B3」としています。
参照したい場所は左から数えて1桁目~5桁目なのでそれぞれが数字が変わり、抽出したい桁数は1桁ずつ、としています。
これでまず、B3セルを分割できました。
B4~B7セルにも式を展開します。
D3~H3セルを選択し、H3セル右下の「■」をドラッグしてH7まで選択します。
これで全て求めることができました。
エクセルで数字をばらす(1つずつに分ける:区切る)方法2
まずは、エクセルで数字をばらす(1つずつに分ける:区切る)方法その2です。
その1の応用になります。
その1ではD3からH3を作るのに一つ一つ、式を作り上げていきましたが、参照したい桁の部分が一つずつ変わるので、そこを一つにしたい、というやり方です。
この方法では先ほどのMID関数に加え、COLUMN関数を使用します。
早速、作成してみます。
まず一桁目を表示したいセル(今回の場合はD3セル)に、「=MID($B3,COLUMN(A1),1)」と入力します。
これでB3セルの一桁目が表示されました。
今回、追加で使用したのはCOLUMN関数です。COLUMN関数は列番号を取得する関数です。
先ほどの説明したとおり、MID関数は左からの桁数を取得したいので、1が取得でき、ほかにコピーしても桁数が変化できるよう、A1を選択しています。
ほかのセルにもコピーします。
D3セルを選択し、キーボードで「Ctrl」と「C」を入力します。その後、コピーしたい範囲(今回の場合はD3~H7セル)を選択し、「Enter」を入力します。
これで表が完成しました。
エクセルで数字や文字列をばらす(区切る、1つずつに分ける)方法
続いて、エクセルで数字をばらす(1つずつに分ける:区切る)方法その3です。
こちらは先ほどのやり方とは異なるやり方になり、区切り位置を使用します。
まず、分解したいセル(今回の場合はB3セル)を選択し、画面上部のメニューから「データ」を選択、「区切り位置」をクリックします。
区切り位置指定ウィザードのウィンドウが表示されますので、「スペースによってみぎまたは左に揃えられた固定長フィールドのデータ」をクリックし、「次へ」をクリックします。
データのプレビューの部分でメモリを人メモリずつクリックし、下図のように矢印が表示されるようにして、「次へ」をクリックします。
表示先の欄の右にあるアイコンをクリックします。
表示したいセルの選択画面になりますので、D3~H3セルを選択し、区切り位置指定ウィザードのウィンドウの右のアイコンをクリックします。
最後に「完了」をクリックします。
これでセルに分割されました。
【まとめ】エクセルで数字を1文字ずつ分割する・ばらす・区切る方法
今回はエクセルで数字をばらす(1つずつに分ける:区切る)方法について説明しました。
3種類について説明しましたが、一番使いやすいのはその2の方法かと思いますので、そちらを活用してもらえればと思います。