エクセルで勤務時間等の時間を計算するとき、30分単位で切り上げ、または、切り捨てしたい。
この記事ではそのようなときの処理方法を紹介します。
処理方法としては、
・CEILING関数
・FLOOR関数
を使用するといいです。
実際のサンプルを見ていきましょう。
エクセルにて30分単位で切り上げする方法【CEILING関数】
エクセルにて30分単位で切り上げする方法として、CEILING関数を使用するといいです。
30分単位で切り上げた時間を表示したいセル(L5)に=CEILING(F4,”00:30″) と入力します。
この数式の意味について確認していきます。
CEILING関数は、数値を指定した基準値の倍数で一番近い値に切り上げる関数であり、
=CEILING (数値,基準値)
などと使用します。
例えば、=CEILING (3,2)とした場合、3を2の倍数で一番近い値に切り上げる為、4と返されます。=CEILING (3.2,0.5)とした場合、3.2を0.5の倍数で一番近い値に切り上げる為、3.5と返されます。
今回では、
・数値:切り上げしたい数値(F4)
・基準値:切り上げの基準値(”00:30″)
としましょう。
この操作でCEILING関数により、30分単位で切り上げられた時間で表示することができます。
後はこのセルの右下にカーソルを併せた際に出る十字をドラッグ&ドロップさせて一括処理しましょう。
これで、CEILING関数を使用した30分単位で切り上げする方法が完了です。
エクセルにて30分単位で切り捨てする方法【FLOOR関数】
今度は30分単位で切り捨てする方法について見ていきましょう。
30分単位で切り捨てする方法として、FLOOR関数を使用します。
30分単位で切り捨てした時間を表示したいセル(L5)に=FLOOR (F4,”00:30″) と入力します。
FLOOR関数では、数値を指定した基準値の倍数で一番近い値に切り捨てる関数であり、
=FLOOR (数値,基準値)
などと入力をしていきます。
例えば、=FLOOR (3,2)とした場合、3を2の倍数で一番近い値に切り捨てる為、2と返されます。=FLOOR (3.2,0.5)とした場合、3.2を0.5の倍数で一番近い値に切り捨てる為、3と返されます。
今回では、
・数値:切り捨てしたい数値(F4)
・基準値:切り捨ての基準値(”00:30″)
としましょう。
FLOOR関数により、30分単位で切り捨てられた時間で表示することができます。
後はこのセルの右下にカーソルを併せた際に出る十字をドラッグ&ドロップさせて一括処理しましょう。
これで、FLOOR関数を使用した30分単位で切り捨てする方法が完了です。
まとめ エクセルにて30分単位で切り捨て・切り上げする方法
この記事では、エクセルにて30分単位で切り上げ・切り捨てする方法を紹介しました。
切り上げる場合はCEILING関数、切り捨てる場合はFLOOR関数を使用すれば表示したい時間を表示することができます。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。