この記事では「エクセルにて苗字と名前を結合する方法」について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・CONCATENATE関数
・CONCAT関数
・「&」による結合
を使うと良く、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにて苗字と名前を結合する方法【姓名(氏名)をつなげる:関数など ※※CONCATENATE関数】
エクセルにて苗字と名前を結合する方法には、上述の通りCONCATENATE関数を使用すると良いです。
まずはイメージしやすいよう、名前リストを作成しましょう。
今回の場合は名前リストとして苗字と名前をリストとして作成しました。
A列に「苗字」、B列に「名前」を記載します。そしてそれらを結合した「氏名」をC列に欄を作成します。
準備ができましたので、C列の「氏名」のセルに数式を入れます。
今回では=CONCATENATE(A3,B3)と入れましょう。
上の数式の意味を確認していきます。
まずCONCATENATE関数は、特定の文字列を結合させるものであり、
= CONCATENATE ([文字列1]、[文字列2]、・・・)
などと入力していきます。
今回の場合では、
・文字列1(結合させたい文字列の1つ目):A1
・文字列2(結合させたい文字列の2つ目):B1
※もし文字列を2つ以上結合させたい場合は「文字列3、文字列4・・・」と同じように関数を入れていきます。
としましょう。
ENTERを押すと苗字と名前の結合の結果、氏名が表示されます。
今回「黒崎」と「和樹」を結合し「黒崎和樹」と表示されたわけです。
式を他の行にもコピーすると、4行目以降にも確認結果が表示されます。
これで、CONCATENATE関数を用いたエクセルにて苗字と名前を結合する方法が完了です。
なお、文字列の結合ができない場合の原因と対策はこちらで解説していますので、併せてチェックしてみてくださいね。
エクセルにて苗字と名前を結合する方法【CONCAT関数】
エクセルにて苗字と名前を結合する方法には、上述の通りCONCAT関数を使用するのもありです。
先ほどの名前リストを用いて説明します。
CONCAT関数用に「氏名」をD列に欄を作成します。
準備ができましたので、D列の「氏名」に関数を入れます。
具体的には=CONCAT(A3,B3)と入れましょう。
上の数式の意味を確認していきます。
CONCAT関数は特定の文字列を結合させるものであり、
= CONCAT ([テキスト1]、[テキスト2]、・・・)
などと入力していきます。
今回の場合では
・テキスト1(結合させたい文字列の1つ目):A1
・テキスト2(結合させたい文字列の2つ目):B1
※CONCAT関数はCONCATENATE関数とほぼ同じですが、エクセル2016から追加された機能で、「セル範囲を指定できる機能」があります(例:CONCAT(A1:B1))。
今回の場合=CONCAT(A3:B3)でも同じように結合できます。
としましょう。
ENTERを押すと苗字と名前の結合の結果、氏名が表示されます。
今回「黒崎」と「和樹」を結合し「黒崎和樹」と表示されます。
式を他の行にもコピーすると、4行目以降にも確認結果が表示されます。
これで、CONCAT関数を用いたエクセルにて苗字と名前を結合する方法が完了です。
エクセルにて苗字と名前を結合する方法【&による結合】
エクセルにて苗字と名前を結合する方法には、上述の通り「&」による結合を使用すると良いです。
先ほどの名前リストを用いて説明します。「&」による結合用に「氏名」をE列に欄を作成します。
準備ができましたので、E列の「氏名」に関数を入れます。
今回では=A3&B3とします。
「&」による結合では=[文字列1]&[文字列2]などと入力するだけでOKです。
なおセル参照での&での結合では、セル番号をクリックするだけでいいですが、文字列を直接入力し結合させたいのであれば、””(ダブルコーテーション)で括るようにしましょう。
なお、もし文字列を2つ以上結合させたい場合は「[文字列1]&[文字列2]&[文字列3]&[文字列4]・・・」と入れればOKです。
ENTERを押すと苗字と名前の結合の結果、氏名が表示されます。
今回「黒崎」と「和樹」を結合し「黒崎和樹」と表示されます。
式を他の行にもコピーすると、4行目以降にも確認結果が表示されます。
これで、「&」による結合を用いたエクセルにて姓と名(苗字と名前)を結合する方法が完了です。
まとめ エクセルにて姓名(氏名)をつなげる方法:関数など
この記事ではCONCATENATE関数、CONCAT関数、「&」による結合を用いた「エクセルにて苗字と名前を結合する方法」について解説しました。
各種関数を組み合わせれば簡単に苗字と名前を結合し氏名を作成することができます。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。