この記事では元データが時間刻みになっている場合の「日ごとの平均を出す方法」と「日別の平均を求める方法」について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・AVERAGEIF関数
・小計
を使うと効率良く算出することができます。
それでは、実際のサンプルを確認していきましょう。
エクセルにて日ごとの平均を出す方法1【日ごとの平均の関数は?】
それでは以下のサンプルを用いて日別の平均を求める方法について確認していきます。
このようなデータがあった場合、AVERAGEIF関数を使用するのが有効です。
具体的には日ごとの平均値を出したいセルに=AVERAGEIF($B$2:$B$13,B16,$D$2:$D$13)と入力するといいです。
この数式の詳細について解説していきます。
まずAVERAGEIF関数は、指定条件に合うデータの平均を求める関数であり
=AVERAGEIF(範囲、条件、平均対象範囲)
と使用します。
「範囲」とは、何を基準に平均を求めたいのかという意味で、今回の場合は日付のB2からB13セルを選択します。
「条件」とは、上記の場合は日別平均を求めたいので1月1日(B6)セルを選択します。
「平均対象範囲」とは、何の平均を求めたいのかという意味です。
今回は売上金額の平均を求めたいのでD2からD13セルを選択します。
計算式をコピーしたときに選択範囲がずれてしまわないように絶対参照とすることも忘れずに行いましょう。絶対参照はF4キーで指定します。
それぞれの範囲を選択・指定すると、=AVERAGEIF($B$2:$B$13,B16,$D$2:$D$13)という数式が成り立ちます。
これで日ごとの平均値(C16セルにB16セルの数値に対応する平均)が算出されました。
あとは、数式のコピー&ペースト、もしくはドラッグ&ドロップして計算式を反映させれば日別の平均を計算することが完了しました。
エクセルにて日別の平均を求める方法2【毎月の平均】
上記ではAVERAGEIF関数を使用して、日ごとの平均を求めましたが、エクセルの小計機能を用いても対応することができます。
エクセルのデータのタグにある小計をクリックすると、集計の設定が表示されます。
今回は日別の平均を出したいので
・グループの基準を「日付」
・集計の方法を「平均」
・集計するフィールドを「売上金額」
とし、OKをクリックします。
これで日ごとの平均の計算が完了です。
使い慣れない関数を使用するよりも早く処理することができるので、速さを重視したい場合には小計機能を使うのが効率的です。
まとめ エクセルでの日別の平均を計算する方法
この記事では元データが時間刻みになっている場合の「日ごと(日別)の平均を出す方法」について解説しました。
小計機能は今回のような件数だけでなく、様々な条件で適用することができ、条件に合えば自分の求めていることが素早く反映されます。
エクセルの様々な機能を理解し、どんどんスキルアップしていきましょう。