この記事では「エクセルでの編集履歴の確認、削除、復元方法(保存履歴・変更履歴の表示、確認方法)」について解説していきます。
エクセルの作業履歴などを確認するときは、主に、
・「最近使ったアイテム」で保存履歴を確認
・「バックアップファイル」を作成し復元
をすると良く、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルでの編集履歴の確認方法1(保存履歴の表示方法)
エクセルで保存履歴を表示する場合は、「最近使ったアイテム」を確認しましょう。
まずはエクセルファイルの「ファイル」をクリックします。
「ファイル」をクリックすると表示される画面から、「ホーム」をクリックします。
※最初に表示されている
「ホーム」画面の「最近使ったアイテム」に、直近に作成したエクセルファイル名が表示されています。
ここからエクセルファイルの保存履歴を確認しましょう。
これだけで編集履歴の確認が終了です。
エクセルでの編集履歴の削除方法(保存履歴を消す)
保存履歴を削除する時は、「最近使ったアイテム」に表示されているエクセルファイル名を右クリックしましょう。
すると、編集メニューが表示されます。
このうち、「一覧から削除」をクリックします。
そうすることで、保存履歴から選択したエクセルファイル名が削除されます。(ファイルそのものは削除されません)
試しに、今回は「最近使ったアイテム」内の「確認データ(4).xlsx」を削除しました。
最初に見ていただいた「最近使ったアイテム」の画像を比べると、「確認データ(4).xlsx」が削除されていますね。
これで保存履歴のみが消え、データ自体は残す操作が完了です。
エクセルでの編集履歴の復元方法(保存履歴)
エクセルファイルを復元できるようにするため、常に「バックアップファイル」を準備しておきましょう。
試しに、今回は、保存の際の「全般オプション」から「バックアップファイル」を作成してみます。
まずはエクセルファイルの「ファイル」をクリックします。
「ホーム」画面が表示されるので、「名前を付けて保存」をクリックします。
「名前を付けて保存」をクリックすると、「名前を付けて保存」画面が表示されます。
「名前を付けて保存」画面から「その他オプション」をクリックします。
「その他オプション」をクリックすると、エクセルファイルの保存場所等を設定する画面が表示されます。
今回はデスクトップに作成した「保存用」というフォルダに、このエクセルファイルを保存します。
この画面で、「ツール」をクリックします。
「ツール」をクリックすると表示されるメニューから、「全般オプション」をクリックします。
「全般オプション」をクリックすると表示される画面で、「バックアップファイルを作成する」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。
最後に「保存」をクリックします。
この状態で一度「保存用」フォルダを確認しましょう。
現状では、先ほど保存したエクセルファイルしかありません。
一度、このエクセルファイルを開き、編集してみましょう。
ここでは、エクセルファイルにある表に「test」と入力してみます。
入力後、このエクセルファイルを「上書き保存」し、再度「保存用」フォルダを確認します。
そうすると、「確認データのバックアップ」というエクセルファイルが出来ていますね。
「確認データのバックアップ」を開いてみましょう。
「確認データのバックアップ」には、先ほど入力した「test」という単語がありません。
このようにバックアップファイルには、最新の上書き保存されたデータの、一つ前に保存されたデータが入っています。
万が一、間違えてエクセルファイルを上書き保存してしまった場合は、このバックアップファイルを開くことで、エクセルファイルの復元が可能です。
まとめ エクセルでの編集履歴(保存履歴)の削除、復元・確認方法(変更履歴の表示、確認方法)
この記事では「エクセルでの編集履歴の確認、削除、復元方法(保存履歴・変更履歴の表示、確認方法)」について解説しました。
エクセルでは「最近使ったアイテム」で保存履歴を確認でき、「バックアップファイル」を作成することでエクセルファイルを復元させることができます。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。