この記事では「エクセルにて合否判定(合格や不合格と表示)を行う方法(数値範囲で指定、複数条件など)について解説していきます。
数値範囲を指定して合否判定を行うためには
・IF関数を使用する
・複数条件の場合にはIF関数を入れ子にする
といいです。
それでは実際のサンプルを用いて、処理方法を見ていきましょう。
なお、近い内容の動画は以下の通りのため、併せて確認するといいです。
※
エクセルにて合否判定(合格や不合格と表示)を行う方法【範囲で分類】
以下のデータを用いて、エクセルにて数値範囲を元に合否判定を行う方法を確認していきます。
合格・不合格の基準として今回は
・75点以上:合格
・75点未満:不合格
として処理します。
この場合、合否を判定を出力したいセルに=IF(B2>=75,”合格”,”不合格”)と入れるといいです。
この数式の意味を確認します。
まずIF関数は
=IF(論理式,真の場合,偽の場合)
と入力し処理していきます。
今回の場合では
・=IF(B2>=75,:75点以上ならば
・”合格”,:合格と表示させ
・”不合格”):そうでなければ不合格とする
としているわけですね。
ENTERにて処理を確定させると、合否判定の結果が表示されます。
後はオートフィル機能(セルの右下のカーソルを併せた際に出てくる十字をドラッグ&ドロップ)にて一括処理するといいです。
これにて合格・不合格の表示が完了です。
複数条件にて合否判定を行う方法【AND条件】
なお、2つの条件、3つの条件などと複数条件で合格・不合格の判断をしたいケースもあるでしょう。
この場合には、IF関数を入れ込構造にして処理するとよく、ここでは複数の科目すべてが75点以上であれば合格、1つでも75点未満があれば不合格とする処理をします。
具体的には複数条件で合格・不合格を表示させたいセルに=IF(B2<75,”不合格”,IF(C2<75,”不合格”,”合格”))と入れればOKです。
この数式の意味は以下の通りです。
・=IF(B2<75,:B2セルが75点未満であれば
・”不合格”,:不合格とし
・IF(C2<75,”不合格”,”合格”)):そうでなければ、再度IF関数にかける。
さらに、このIF関数の中身は、
・IF(C2<75,:C2セルが75点未満であれば
・”不合格”,:不合格とし
・”合格”)):そうでなければ合格とする
としているため、AND条件での複数条件にて合否判定結果を導出できるわけです。
ENTERにて処理確定後に、オートフィルにかけていきましょう。
これにて複数条件(AND条件)での合否判定が完了となります。
複数条件にて合否判定を行う方法2【OR条件】
なお、OR条件での複数条件(つまり1科目でも合格であれば合格)と処理したいこともあるでしょう。
この場合にもIF関数を入れ込構造にして処理するといいですが、合格と不合格の条件がどうなっているかを整理して数式を作る必要があります。
数式としては、=IF(B2>=75,”合格”,IF(C2>=75,”合格”,”不合格”))と入力すればOKです。
この数式の意味は以下の通りです。
・=IF(B2>=75,”,:B2セルが75点以上であれば
・”合格”,:合格とし
・,IF(C2>=75,”合格”,”不合格”)):そうでなければ、再度IF関数にかける。
としています。
さらに、このIF関数の中身は、
,IF(C2>=75, ,:C2セルが75点未満であれば
“合格”,:合格とし
,”不合格”)):そうでなければ不合格とする
としているため、OR条件での複数条件にて合否判定結果を導出できるわけです。
ENTERにて処理確定後に、オートフィルにかけていきましょう。
これにて複数条件(OR条件)での合否判定が完了となります。
なお3つの条件などであっても処理方法は同じのためこの機会に覚えておきましょう。
まとめ エクセルにて合否判定を行う方法【範囲・複数条件(3つ以上も)・色を変えるなど:合格不合格の表示】
この記事ではエクセルにてエクセルにて合否判定を行う方法【範囲・複数条件(3つ以上も)・色を変えるなど:合格不合格の表示】について解説しました。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。