化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「亜鉛」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この亜鉛に着目して「亜鉛の化学式(元素記号)は?亜鉛イオンのイオン式は?塩酸との化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
亜鉛の化学式(元素記号)はZnか?
それではまず、亜鉛の化学式(元素記号)について確認していきましょう。
結論からいいますと亜鉛の化学式(元素記号)は「Zn」と表現されます。
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亜鉛の英語表記のZincの頭文字と途中の1字を取ったものがこのZnなわけです。なお、ご存知と思いますが亜鉛を略して亜鉛と呼ぶケースも多いので、覚えておくといいです。
なお、亜鉛の重要な性質の原子量や質量数などは別途こちらで解説していますので、併せて確認してみてくださいね。
亜鉛のイオン式はZn2+か?【亜鉛イオンの化学式】
今度は亜鉛のイオン式(亜鉛イオンの化学式)についても見ていきましょう。
結論からいいますと、亜鉛イオンは基本的には「Zn2+」と2価のイオン式となります。
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価数が2となるのは、こちらで解説の亜鉛の価電子数(最外殻電子数)との関りが強いため、併せて覚えておきましょう。
また数字だけでなく、プラスかマイナスかにも気をつけるといいです。
亜鉛と塩酸の化学反応式は?
なお、亜鉛に塩酸を加えた際に、亜鉛は溶ける現象の化学式についても確認します。
答えを先にいいますと、
Zn+2HCl→H2+ZnCl2となります。
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この化学反応式を導出する時には、水素(H2)の発生や塩化亜鉛(ZnCl2)が生成されることをまず覚える必要があります。
この時、左辺と右辺の各元素の数が一致させるようにしましょう。
まとめ 亜鉛イオンのイオン式は?塩酸と亜鉛の化学反応式は?
ここでは、亜鉛の化学式(元素記号)は?亜鉛イオンのイオン式は?塩酸と亜鉛の化学反応式は?について解説しました。
亜鉛の化学式、イオン式、塩酸との化学反応式は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
亜鉛を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。