日常生活や科学的な解析を行う場面において、よく単位の変換を行う場面があるでしょう。
たとえば、温度に関する単位としてケルビン(K)や度(℃)を使用する場面が多いです。ただ、これらの単位は状況に応じて使い分ける必要があり、相互変換できるようにしておくといいです。
ここでは、この「絶対温度の単位のケルビン(K)」と「セルシウス温度の単位の度(℃)」の換算方法について解説していきます。
ケルビン(K)と度(℃)の換算(変換)方法は?【絶対温度とセルシウス温度の関係】
まず、私たちが普段の生活で使用している温度の単位は、度(℃)ですが、この単位系はセルシウス温度と呼ばれるものを指しています。別の言い方では摂氏などとも呼びます。
一方で、科学的な解析などでは、絶対温度と呼ばれる温度体系が使用されるのが基本であり、こちらの単位としてK(ケルビン)を使います。
そして、この度(℃)とケルビン(K)は0℃(度)=273.15K(ケルビン)といった換算式で定義されています。
逆に絶対温度のケルビン(K)からセルシウス温度の度(℃)に換算するときには、273.15を引くことで求めることが可能となるわけです。
このようにして、ケルビン(K)と度(℃)の換算ができるのです。
どちらも重要な温度の単位であるために、きちんと理解しておきましょう。
ケルビン(K)と度(℃)換算の計算問題を解いてみよう【絶対温度とセルシウス温度】
Kと度の単位変換に慣れるあめにも、以下で練習問題を解いてみましょう。
例題1
セルシウス温度では25℃は絶対温度では何ケルビン(K)になるのでしょうか。
解答1
上の絶対温度とセルシウス温度の変換の定義に従って計算していきます。
25 + 273.15 = 298.15K(ケルビン)と換算できました。
続いて、ケルビン(K)から度(℃)への変換も行っていきましょう。
例題2
350Kは何度(℃)に相当するのでしょうか。
解答2
こちらも同様にケルビンから度への変換を行っていきます。
350 -273.15 = 76.85℃と求めることができました。
以下のように絶対温度とセルシウス温度の違いがあることをイメージしておくのがおすすめです。
まとめ ケルビンと度の変換(換算)方法・違い・意味【1Kは何度?1℃は何K?】
ここでは、温度の単位であるケルビン(K)と度(℃)の変換方法について確認しました。
日常生活で使用する度(℃)はセルシウス温度系における温度の単位で、ケルビン(K)は絶対温度系における温度の単位といえます。
度(℃)+273.15 =ケルビン(K)と変換できることを理解しておくといいです。
さまざまな単位変換になれ、科学的な現象の理解を深めていきましょう。