この記事では元データが日刻みになっている場合の「エクセルにて月ごとの件数をカウントする方法」と「エクセルにて月別の件数の集計を行う方法」について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・MONTH関数と関数のCOUNTIFS関数の併用
・MONTH関数と小計の併用
を使うと効率良く算出することができます。
では、実際のサンプルをみていきましょう。
エクセルにて月ごとの件数をカウントする方法1【月毎の件数の集計】
それでは以下でエクセルの月別の件数の数を数えていきます。
まずは、日別に入力されているデータの月を算出するために、MONTH関数を使用します。
以下のように、任意のセルに=MONTHと入力し、月に変換したいセルを選択します。今回の場合はB3セルを選択します。
これでエンターを押すと、月ごとの数をカウントするための、月が算出されます。
次に数式のコピー&ペースト、もしくはドラッグ&ドロップして、全てのデータに反映させます。
ここまでできたら、月ごとの件数をカウントしていきます。
今回は任意のセルに=COUNTIFS($D$3:$D$17,B20)と入れましょう。
この数式の意味を確認していきます。
まずは月件数を入力したいセルを選択し、COUNTIFS関数を使用します。
この関数は、
=COUNTIFS (検索条件範囲1,検索条件1,・・・)
という構成で成り立っています。
「検索条件範囲1」とは、件数を求めたい範囲です。
今回の場合は月ごとの件数を求めたいので、D3セルからD17セルを選択します。
注意点は、計算式をコピーしたときに数値がずれない様に絶対参照とすることです。絶対参照はF4キーで指定します。
「条件範囲1」とは、特定の条件に一致する数値の意味なので、今回はB20セルとします。
これでC20セルにB20セルの数値に対応する件数(10月のカウント)がでました。
あとは、数式のコピー&ペースト、もしくはドラッグ&ドロップして計算式を反映させれば月ごとの集計が完了となります。
エクセルにて月別の件数の集計を行う方法2【月ごとのカウント】
上記ではMONTH関数とCOUNTIFS関数を併用して、月ごとの件数を求めましたが、エクセルの小計機能を用いても対応することができます。
具体的なやり方をみていきましょう。
MONTH関数を使用するところまでは同じです。
MONTH関数を使用した後、エクセルのデータのタグにある「小計」をクリックすると、集計の設定が表示されます。
今回は月別の売上件数を出したいので、
・グループの基準を「月」
・集計の方法を「データの個数」
・集計するフィールドを「月」
とし、OKをクリックします。
これで月別のカウント(集計)が完了です。
関数を使用するよりも早く処理することができるので、スピードを重視する場合には小計機能を使うのが効率的でおすすめです。
なお、
・月ごとの平均値の求め方はこちら
・月ごとの合計の求め方はこちら
で解説していますので、併せて確認してみてくださいね。
まとめ エクセルにて月ごとのカウント(集計)をする方法【月別のカウント】
この記事では「月ごとの件数をカウント(集計)する方法」について解説しました。
小計機能は今回のような件数だけでなく、様々な条件で適用することができ、自分の求めていることが素早く反映されます。
エクセルの様々な機能を理解し、自分のものにすることで今まで時間のかかっていた業務があっという間に終わったら感動しますよね。
そういった機能をどんどん自分のものにしていき、スキルアップを目指していきましょう。