化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「マグネシウム」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、このマグネシウムに着目して「マグネシウムの化学式(元素記号)は?マグネシウムイオンのイオン式は?マグネシウムの化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
マグネシウムの化学式(元素記号)はMgか?
それではまず、マグネシウムの化学式(元素記号)について確認していきましょう。
結論からいいますとマグネシウムの化学式(元素記号)は「Mg」と表現されます。
マグネシウムは英語表記でmagnesiumであり、このの頭文字Mgが、このマグネシウムの元素記号と覚えておくといいです。
また、マグネシウムの重要な性質の原子量や質量数などは別途こちらで解説していますので、併せて確認してみてくださいね。
マグネシウムのイオン式Mg+か?【マグネシウムイオンの化学式】
今度はマグネシウムのイオン式(マグネシウムイオンの化学式)についても見ていきましょう。
結論からいいますと、マグネシウムイオンは基本的には「Mg2+」と2価のイオン式となります。
価数が2となるのは、こちらで解説のマグネシウムの価電子数(最外殻電子数)との関りが強いため、併せて覚えておきましょう。
また数字だけでなく、プラスかマイナスかにも気をつけるといいです。
マグネシウムと酸素の化学反応式は?
なお、マグネシウムと水の化学反応式(水酸化マグネシウムの生成)も頻出なので、ここで確認します。
この時常温の水とマグネシウムでは反応せず、高温の水やCl-を含んだ水の場合には反応すると覚えておきましょう。
答えを先にいいますと、Mg + 2H2O → Mg(OH)2 + H2となります。
この化学反応式を導出する時には、水素(H2)の発生や水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)が生成されることをまず覚える必要があります。
さらに、水とマグネシウムの化学反応式の係数を以下のようa,b,c,dとしてみます。
aMg + bH2O → cMg(OH)2 + dH2
後は各々の原子に着目し、その数が左辺と右辺で一致するように方程式を解けばOKです。
まとめ マグネシウムイオンのイオン式は?水とマグネシウムの化学反応式は?
ここでは、マグネシウムの化学式(元素記号)は?マグネシウムイオンのイオン式は?水とマグネシウムの化学反応式は?について解説しました。
マグネシウムの化学式、イオン式、水との化学反応式は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
マグネシウムを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。