数学の組み合わせ・順列などの分野は苦手な人が多い印象です。
基礎的な計算でつまずく人もなかなかいるため、しっかりと理解したいものです。
この記事では、特に「6C2(組み合わせ)、6P2(順列)」に着目して、各々の計算方法・意味・答え・違いについて解説していきますので、参考にしてみてください♪
6C2や6P2の計算方法・答えは?【組み合わせと順列:数学】
それでは以下で6C2や6P2の計算方法・意味・答えについて確認していきます。
まず、計算式内の「C」はconbination(組み合わせ)、「P」はPermutation(順列:順に並べる)を意味しています。
計算しやすい「順列」の計である「6P2」の方から見ていきましょう。
6P2の計算方法は 「6×5」であり、答えは「30」です。
順列の計算ルールとして、nPrの場合、「n × (n-1) ・・・× (n-r)」とnから1ずつ減らしていき、n-rとなるまで、掛け続ける計算となるのです。
今回の場合はn=6、r=5のため「6×5」にて計算完了です。
6C2の計算方法・答えは?【組み合わせと順列:数学】
今度は組み合わせの6C2の解き方もチェックします。基本的にnCrの計算の方が、nPrの計算よりも複雑のため、計算ミスに注意しましょう。
6C2の計算方法は 「6×5 / (2×1)」であり、答えは「15」です。
組み合わせの計算ルールとして、nCrの場合、「n × (n-1) ・・・× (n-r)/ (r × (r-1)・・・1)」と
・分子はnから1ずつ減らしていき、n-rとなるまで、掛け続ける計算(nPrと同じ)
・分母はrから1ずつ減らしていき、1となるまで、掛け続ける計算(rの階乗)
・nCr=上の分子÷分母
となるのです。
今回の場合はn=6、r=2のため「6×5/(2×1)」にて計算終了です。
6C2と6P2の意味と違いは?【組み合わせと順列】
上では、6C2と6P2の計算方法とその答えを確認しましたが、今度は数学的な意味・違いについても解説します。
適用場面・意味としては、
・6C2:6種類の異なるボール(a,b,c,d,e,f)から2つを選ぶ(a,bやa,eなど)場合の組み合わせの数
・6P2:6種類の異なるボール(a,b,c,d,e,f)の中から順番に2つ並べる場合の数を選ぶ(a,bやb,aなど)場合の数
といえます。
6P2の順列の方では「順番に並べる」必要があり(a,b)と(b,a)などは別物の2通りと考えるのが6C2との違いですね。
6C2では「組み合わせ」のため、(a,b)と(b,a)は同じと考え、1通りとなります。
6C2において割る処理(分母)を行っているのは、上の内容の調整を行うためなのです。
このように6P2や6C2は意味や違いを理解しておくと、より計算方法も覚えられるためおすすめです。
まとめ 6C2や6P2の意味・答え・違い・計算は?【組み合わせと順列:数学】
ここでは、数学の組み合わせや順列の分野における6C2や6P2の計算方法・意味・答え・違いについて確認しました。
6C2や6P2などの計算は組み合わせや順列の基礎のため、確実に抑えていきましょう。