数学の組み合わせ・順列などの分野は苦手な人が多い印象です。
基礎的な計算でつまずく人もなかなかいるため、しっかりと理解したいものです。
この記事では、特に「6C3（組み合わせ）、6P3（順列）」に着目して、各々の計算方法・意味・答え・違い、について解説していきますので、参考にしてみてください♪
6C3や6P3の計算方法・答えは？【組み合わせと順列：数学】
それでは以下で6C3や6P3の計算方法・意味・答えについて確認していきます。
まず、計算式内の「C」はconbination（組み合わせ）、「P」はPermutation（順列：順に並べる）を意味しています。
計算しやすい「順列」の計である「6P3」の方から見ていきましょう。
6P3の計算方法は 「6×5×4」であり、答えは「120」です。
※
順列の計算ルールとして、nPrの場合、「n × (n-1) ・・・× (n-r）」とnから1ずつ減らしていき、n-rとなるまで、掛け続ける計算となるのです。
今回の場合はn=6、r=3のため「6×5×4」にて計算完了です。
6C3の計算方法・答えは？【組み合わせと順列：数学】
今度は組み合わせの6C3の解き方もチェックします。基本的にnCrの計算の方が、nPrの計算よりも複雑のため、計算ミスに注意しましょう。
6C3の計算方法は 「6×5×4 / (3×2×1)」であり、答えは「20」です。
※
組み合わせの計算ルールとして、nCrの場合、「n × (n-1) ・・・× (n-r）/ （r × (r-1)・・・1）」と
・分子はnから1ずつ減らしていき、n-rとなるまで、掛け続ける計算（nPrと同じ）
・分母はrから1ずつ減らしていき、1となるまで、掛け続ける計算（rの階乗）
・nCr=上の分子÷分母
となるのです。
今回の場合はn=6、r=3のため「6×5×4/(3×2×1)」にて計算終了です
6C3と6P3の意味と違いは？【組み合わせと順列】
上では、6C3と6P3の計算方法とその答えを確認しましたが、今度は数学的な意味・違いについても解説します。
適用場面・意味としては、
・6C3：6種類の異なるボール（a,b,c,d,e,f）から3つを選ぶ（a,b,cやa,b,dなど）場合の組み合わせの数
・6P3：6種類の異なるボール（a,b,c,d,e,f）の中から順番に3つ並べる場合の数を選ぶ（a,b,cやa,c,bなど）場合の数
といえます。
6P3の順列の方では「順番に並べる」必要があり(a,b,c）や（a,c,b）や（b,a,c）。。など6パターンは、別物の6通りと考えるのが6C3との違いですね。
6C3では「組み合わせ」のため、上は同じと考え、１通りとなります。
6C3において割る処理（分母）を行っているのは、上の内容の調整を行うためなのです。
このように6P3や6C3は意味や違いを理解しておくと、より計算方法も覚えられるためおすすめです。
まとめ 6C3や6P3の意味・答え・違い・計算は？【組み合わせと順列：数学】
ここでは、数学の組み合わせや順列の分野における6C3や6P3の計算方法・意味・答え・違いについて確認しました。
6C3や6P3などの計算は組み合わせや順列の基礎のため、確実に抑えていきましょう。
