日常生活において、よく単位の変換を行う必要がある場面に遭遇します。
たとえば、J(ジュール)やeV(エレクトロンボルト:電子ボルト)などのエネルギーに関する用語をよく耳にしますが「1J(ジュール)は何eV(エレクトロンボルト)か」「1eV は何Jか」について理解していますか。
ここでは、J(ジュール)とeV(電子ボルト)の換算(変換)方法について確認していきます。
1J(ジュール)は何eV(エレクトロンボルト)? 1eVは何J?【変換方法】
J(ジュール)もeV(エレクトロンボルト)も上述のようエネルギー(熱量)の単位なわけですが、中でもeVは1粒の電子(電気素量:1.602×10^-19C)が1Vを移動する際のエネルギーを示しています。
つまり、「1eVは何Jか?」と聞かれたら、1eV=1.602×10^-19C × 1V = 1.602×10^-19Jと求めることができるわけです。
逆に「1J(ジュール)は何eV(電子ボルト)?」と質問されたら、1J=6.242×10^18 eVと換算できるのです。
このとき、大小関係として1Jの方が1eVよりも大きいことを理解しておきましょう。
J(ジュール)とeV)(エレクトロンボルト)の換算方法
それでは、「1JのeV数」「1eVのJ数」の扱いに慣れるためにも、換算の計算問題を解いていきましょう。
例題1
20eVは何Jに変換できるでしょうか。
解答1
上の定義式に従って計算していきます。
20 × 1.602 × 10^-19 = 3.204 × 10^-18 J となります。
逆にジュールからエレクトロンボルト(電子ボルト)への換算も行っていきます。
例題2
0.5Jは何eVに単位変換できるでしょうか。
解答2
こちらも上の単位換算式に従い求めていきます。
0.5 × 6.242 ×10^18 =3.121 × 10^18 eVと計算できました。
どちらの単位もよく使うために、理解しておきましょう。
まとめ 1eVは何J?【ジュールとエレクトロンボルトの変換方法】
ここでは、「1J(ジュール)は何eV(エレクトロンボルト:電子ボルト)か」「1eVは何Jか」について解説しました。
JもeVもエネルギーの単位であり、直接換算することが可能です。具体的には、1eV== 1.602×10^-19Jであり、逆に1J=6.242×10^18 eVと単位変換できることを覚えておくといいです。
このとき、1Jは1eVよりも大幅に大きい数値といえます。。
さまざまな単位変換に慣れ、毎日の生活をより楽しんでいきましょう。