化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「水酸化マグネシウム」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この水酸化マグネシウムに着目して「水酸化マグネシウムの化学式・分子式・組成式・はMg(OH)2か?式量(分子量)や塩化アンモニウムとの化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
水酸化マグネシウムの化学式・組成式・分子式はMg(OH)2
それではまず、水酸化マグネシウムの化学式・分子式について確認していきましょう。
結論からいいますと水酸化マグネシウムの化学式(分子式)は「Mg(OH)2」と表現されます。
※
Mg(OH)2の化学式の後ろから
・(OH)2:水酸化
となると覚えておきましょう。
なお、水酸化マグネシウムの組成式としても同じでMg(OH)2となります。
水酸化マグネシウムの分子量・式量は?
今度は水酸化マグネシウムの分子量・式量についても見ていきましょう。
結論からいいますと、水酸化マグネシウムの分子量・式量は58です。
※
これは上の水酸化マグネシウムの化学式・分子式から導出することができ、Mg:24、O:16、H:1を元に「24 + (16+1)×2 = 58 」となります。
水酸化マグネシウムと塩化アンモニウムの化学反応式は?
なお、水酸化マグネシウムと塩化アンモニウムの化学反応式も頻出です。
答えとしては
2NH4Cl+Mg(OH)2 → MgCl2 + 2NH3 + 2H2O
と水酸化マグネシウムと塩化アンモニウムが反応し、塩化マグネシウム・アンモニア・水が生成されると覚えておきましょう。
最後に、左辺と右辺の各元素記号の数が一致するように係数を求めていけば、上の式が完成となります。
反応物と生成物をとりあえず覚えておけば、上と導出できるため、ここは抑えておくように。
関連物質の
・塩化アンモニウムの化学式・分子式などの詳細はこちら
・塩化マグネシウムの化学式・分子式などの詳細はこちら
で解説していますので、併せてチェックしてみてください。
まとめ 水酸化マグネシウムの組成式・式量(分子量)は?塩化アンモニウムとの反応式も
ここでは水酸化マグネシウムの化学式・組成式・式量(分子量)は?塩化アンモニウムとの反応式もについて解説しました。
水酸化マグネシウムの各情報は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
水酸化マグネシウムを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。