化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「酸素」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この酸素に着目して「酸素の化学式・分子式(元素記号)はO2か?酸素イオンのイオン式は?酸素は水に溶ける?溶けない(溶けにくい)か?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
酸素の化学式・分子式(元素記号)はO2か?
それではまず、酸素の化学式・分子式(元素記号)について確認していきましょう。
結論からいいますと酸素の化学式(分子式)は「O2」と表現されます。
酸素は英語表記でOxygenであり、この頭文字Oが、この酸素の元素記号と覚えておくといいです。また常温常圧(一般的に生活している範囲)では、酸素は二原子分子で存在するために、Oではなく「O2」と記載します。
一方で炭素のように、常温常圧下にて二原子分子ではないために「C」という組成式で表記する物質もあることも覚えておきましょう。
また、酸素の重要な性質の原子番号や原子量や質量数などは別途こちらで解説していますので、併せて確認してみてくださいね。
酸素のイオン式は?イオンにならないのか【酸素イオン】
今度は酸素のイオン式(酸素イオンの化学式)についても見ていきましょう。
結論からいいますと、酸素イオンはO2-と表記されます。
酸素イオンの価数は2となりますが、これは以下でも記載の価電子数や原子価との関連性により説明できますので、併せてチェックしてみてください♪
酸素は水に溶けるか?溶けない(溶けにくい)か?
なお、酸素は水に溶けるか?溶けない(溶けにくい)か?について議論となることも多く、ここで確認します。
答えを先にいいますと、酸素は水に溶けない(かなり溶けにくい)です。
水に溶けやすいアンモニアや塩化水素よりは大幅に溶けず、だいぶ溶けにくい二酸化炭素などよりもさらに溶けにくい気体といえますね。
高校、中学化学の範囲であれば、酸素は水に溶けない(溶けにくい)という事実を理解しておけばOKです。
まとめ 酸素のイオン式は?水に溶ける?溶けにくい(溶けない)?
ここでは、酸素の化学式・分子式(元素記号)は?酸素イオンのイオン式は?酸素は水に溶けるのか?について解説しました。
酸素の化学式、イオン式などは覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
酸素を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。