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「お待ちしております・お待ちさせていただきます・お待ちします」は、正しい敬語か?言い換えは?

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ビジネスの場ではマナーを重視する人が多いです。

マナーの中でも特に使い方が難しいものに「敬語」が挙げられます。

ここでは、自分が待っていることを伝えるときの言葉である「お待ちしております・お待ちさせていただきます・お待ちします」について、正しい敬語なのか?言い換えは?について確認していきます。ビジネスメールなどで参考にしてみてくださいね。

「お待ちしております」は正しい敬語か?言い換えは?

それでは以下で「お待ちしております」が正しい敬語か?について見ていきます。

結論として「お待ちしております」は、正しい敬語です。

簡単に言うと「待っているよ」という意味です。

「待つ」を丁寧に言い換えると「お待ちして」となり、「おります」は「いる」の謙譲表現です。

ビジネスシーンでは、商談後の別れの挨拶として「よいお返事をお待ちしております。」と言い添えることがことがよくあります。

「返事をお願いします。」といった直接的な表現よりも柔らかく聞こえますね。

口頭でも文書でも使えるフレーズですからおぼえておきましょう。

 

例文

部長 「今日の接待は山川亭でしたよね。浅川君も同席しますか。」

浅川 「はい、私はこの後取材が入っていますから、16時50分に山川亭でお待ちしております。」

 

言い換え

・お待ち申し上げております。

 

「お待ちさせていただきます」は正しい敬語か?言い換えは?

さらには「お待ちさせていただきます」が正しい敬語か?についてチェックしていきます。

結論からいいますと「お待ちさせていただきます」は正しい敬語です。

相手の許可を得て、待たせてもらうという意味が含まれます。

この「させていただく」は、自分勝手に行動せずに、相手の承諾を得てから、やらせてもらうという姿勢であるため、相手を立てるという考え方にマッチしています。

しかし、敬語として使用するには次の二つの条件を満たしたときに限られています。

①相手側の許可を得て行うこと

②その行為により恩恵を受けること

この2点を満たしていない場合は、不適切であり、使わないほうがよいでしょう。

〇 あなたの持っている本を、読ませていただきます。

✖ 私の持っている本を、読ませていただきます。

また「お待ちさせていただきます」は、場合によっては、相手の家に上がり込んで帰りを待っている状態にも使えます。言葉は丁寧であっても、人によっては「迷惑だ」と感じる人もいるでしょうから、状況を考えることも必要です。

 

例文

私 「ご無沙汰しております。本日は、母の使いでお中元をお持ちしました。」

叔母「久しぶりね。主人が帰るまで上がってちょうだい。」

私 「ありがとうございます。でも、ご迷惑でしょうから失礼します。」

叔母「お母様に、お渡ししたいものもあるのよ。冷たいものでも飲んでいって。」

私 「それではお言葉に甘えて、お待ちさせていただきます。」

 

言い換え

・お待ちいたします

 

「お待ちします」は正しい敬語か?言い換えは?

最後に「お待ちします」が正しい敬語か?について見ていきましょう。

結論として「お待ちします」は、正しい敬語です。

端的でシンプルな言い方ですが、上司や目上の人には少し丁寧さに欠ける言い方です。

「お待ちしております」のほうが、相手を尊重する気持ちが伝わるでしょう。

例文

秘書「明日は午後1時に会議室で横川会長をお待ちします。そのあと、社長と会長で沢井商会へお向かいください。」

社長「わかりました。」

この例文では、秘書が社長に、社長の明日の予定を伝えている場面です。

会議室で会長を待つのは、社長です。この場合の「お待ちします」は、丁寧語の表現です。

待つのが秘書自身であるならば、「お待ち致します」の謙譲表現でも良いでしょうが、待つのは、社長です。

相手は社長ですから、立てるべき相手です。ここに重点を置いて、尊敬語の表現に変えるなら、「お待ちになってください」「お待ち下さい」です。

秘書が、仕える人に予定を伝えることはよくあります。直接的な表現を避けて、間違えの無いよう無駄を省いてシンプルに伝えているわけですね。

 

言い換え

・お待ち致します

 

まとめ 「お待ちさせていただきます・お待ちします」は、正しい敬語か?言い換えは?

「待つ」の敬語表現を一つ例に取っただけでも、限りなく該当する言葉があります。

ポイントは、立てるべき相手は誰なのか?誰の行動なのか?です。

相手を立てる→尊敬語

自分を下げて相手を立てる→謙譲語

丁寧な言葉→丁寧語

難しく感じるかもしれませんが、慣れてくれば簡単です。

仲の良い先輩とどんどんおしゃべりして、練習しましょう。