身近に生活していたり、技術的な職に就いていたりすると、単位変換を求められる場合が多くあります。
例えば、圧力の単位としてMPa(メガパスカル)やpsiが使用されることが多くあります。
全然形が違うように見えるこれらの単位ですが、上述のよう同じ圧力を表しているため、直接単位変換することができます。
ここでは、これらMPa(メガパスカル)とpsiの違いや換算方法について解説していきます。
MPa(メガパスカル)とpsiの換算式は?違いは?
まずは、圧力の単位で有名なPa(パスカル)について考えていきましょう。
このPaの定義として、1Paは単位面積(1m2)あたりに1Nの力がかかったときに圧力の単位とされています。以下のようなイメージです。
そして、MPa(メガパスカル)とは、Paの前に1000000倍を表すM(メガ)がついているため、1MPa=1000000Paとなるのです。
圧力の表記としてはこのPaが国際的にも基準となっています。
そしてpsiとはタイヤの圧力を表示する際などに使用していますが、これはポンドヤード法における単位といえます。今ではPaが主流ですが、今まで使用していた名残りもあり、一部では使用され続けているわけです。
このMPaとpsiの変換はあくまで覚えるしかないです。
おおよそ1MPa=145psiとなり、逆に1psi=0.006895と換算できるといえます。
MPaとpsiの変換を行ってみよう【計算問題】
なお、MPa(メガパスカル)やpsiの扱いに慣れるためにも、練習問題を解いてみましょう。
例題1
2MPaは何psiに相当するでしょうか。
解答1
1メガパスカル=約145psiであるため、2×145=290psiと計算できました。
逆に、psiからMPaへの単位換算も行ってみましょう。
例題2
300psiは何MPaとなるのでしょうか。
解答2
同様に定義を確認し求めていきます。
300×0.006895 = 約2.0685Mpaと求められました。
沢山問題を問いて単位変換マスターを目指していきましょう。
まとめ メガパスカル:1psiは何MPa?1MPaは何psi?】
ここでは、圧力の単位であるMPa(メガパスカル)とpsiの単位変換方法について解説しました。
1MPa=145psiであり、1psi=0.006895MPaという計算式が成立します。これらはあくまで覚えるしかありません。
結果を覚えておいても問題ないですが、忘れてしまったときに思い出せるように、導出過程をきちんと理解しておくように心かげましょう。
単位の扱いに慣れ、科学や数学の楽しさを理解していきましょう。