日常生活において、よく単位の変換を行う場面があるでしょう。
たとえば、質量の単位としg(グラム)を、体積の単位としてml(ミリリットル)を使用することがありますが、これらは良く変換が求められることがあるため、単位換算できるようにしておくといいです。
ここでは、g(グラム)とml(ミリリットル)の単位換算(変換)方法について水などを例にして解説していきます。
1g(グラム)は何mlか? 1mlは何gか【変換方法:水など】
まず、グラムとミリリットルは表しているものの意味が異なるため、直接変換することができません。
ただ、密度[g/ml]がわかっているものであれば、この密度を用いて間接的にgとmlと換算することは可能なのです。
例えば、密度が2g/mlのものが10mlある場合は、2 × 10 = 20gの物質となります。逆に、密度が1.5g/mlであり、この重さ(質量)が15gであれば、15 ÷ 1.5 =10mlと求められるのです。
これを一般化すると、Aml × Bg/ml =Cg、Dg ÷ Eg/ml = Fmlのように単位変換できわけです。
なお、水の場合では密度が1g/ml(g/cc)のため、1ml=1gと数値が同じとなることも覚えておきましょう。
g(グラム)とml(ミリリットル)の変換を行ってみよう【計算問題】
それではgとmlの単位換算に慣れるために、計算問題を解いていきましょう。
例題1
ある密度が2g/mlの物質が4mlあるとします。この物質のg数はいくらと計算できるでしょうか。
解答1
上の定義式に従って求めていきます。
2 × 4 = 8gとなるのです。
今度は逆にグラムからっミリリットルへの換算を行っていきます。
例題2
密度が0.9g/mlの物体において、その質量が9gのときの体積は何mlと変換できるでしょうか。
解答2
こちらでも変換の考えを元に計算していきます。
9 ÷ 0.9 = 10mlとなるのです。
まとめ 1mlは何g(水など)?g(グラム)とml(ミリリットル)の変換(換算)方法・違いは?
ここでは「1g(グラム)は何ml(ミリリットル)か」「1mlは何gか」といったgとmlの換算方法について確認しました。
実は、gは質量の単位、mlは体積の単位を表すため直接変換することはできません。ただ、このとき密度の単位g/mlを使用することで、間接的に換算することはできるのです。
具体的には、Aml × Bg/ml =Cg、Dg ÷ Eg/ml = Fmlのようにmlとgを単位変換できることを覚えておくといいです。
きちんとgとmlの単位換算に慣れ、業務に役立てていきましょう。