この記事では「エクセルにて小数点を揃える方法【桁違い・整数・マイナスなど:小数点の位置で合わせる】」について解説していきます。
この設定は「セルの書式設定」から変更することができます。
いくつか設定方法がありますので、ここでは2つの方法と
それでは実際のサンプルを見ていきましょう。
エクセルにて小数点を揃える方法【桁違いや整数など・マイナスも含む・小数点の位置で合わせて表示】
それではまず、小数点以下の桁数を指定して小数点を揃える方法を見ていきましょう。
小数点を揃えたいセル範囲を選択した上で、右クリックします。
「セルの書式設定」を選択します。
表示形式>分類(C):から「数値」を選択します。
小数点以下の桁数(D):を設定し、「OK」をクリックします。今回は2としています(小数点第2位)。
この方法で、小数点の位置を揃えることができました。
この設定の場合、指定した小数点以下の桁数まで値がない数は、その位まで0が表示されます。(10は10.00と表示されます。) また、小数点以下の桁数が多い数は、設定に合うように四捨五入されて表示されます。
また、以下のような桁違いの値の場合でも同じようにして小数点の位置を揃えることができます。
小数点を揃えることで見栄えも良くなります。
小数点以下の桁数が異なる数の小数点を揃える方法
さらには、小数点以下の桁数が異なる数値の小数点を揃える方法も見ていきます。
こちらでもまずはセルを全て選択して右クリックします。
「セルの書式設定」を選択します。
表示形式>分類(C:)から「ユーザー定義」を選択します。
種類(T):に「0.???」と入力し、「OK」をクリックします。(「?」の数は、選択した数値の中で最も小数点以下の桁数が大きいものに合わせます。)
この方法で、小数点の位置を揃えることができました。
この設定の場合、指定した小数点以下の桁数まで値がない数は、小数点以下の桁数が最大の値に合わせて空欄(スペース)が表示されます。
しかしこの方法だと、66. のように、整数値にも小数点が表示されてしまいます。
整数値に小数点が表示されない方法について説明します。
整数値を選択し、右クリックします。(ここでは英語の平均点「66.」のみ選択します。)
セルの書式設定を選択します。
表示形式>分類(C:)から「ユーザー定義」を選択します。
種類(T):に「0_._0_0_0」と入力し、「OK」をクリックします。(小数点以下の「_0」の数は最も小数点以下の桁数が大きいものに合わせます。)
ここで、「_0」の「_」(アンダーバー)は空欄(スペース)を意味し、「0」がその空欄の幅を意味します。
小数点を消すことができました。
こちらの方法も、以下のような桁違いの値の場合でも使うことができます。
整数値には小数点はつかず、各位の位置を揃えることができました。
エクセルにて小数点を揃える方法【マイナスも含む:小数点の位置で合わせる】
マイナスがついた値でも、基本的には正の値と同じ方法で小数点の位置を揃えることができます。
ただし、数値を右揃え(デフォルトの設定で数値は右揃えになるようになっています)の状態で設定を行いましょう。
正の値と負の値(マイナスのついた値)が混合したものを右揃えや中央揃えにすると、小数点がずれてしまうことがあります。
まとめ エクセルにて小数点を揃える方法【マイナス・整数など:小数点の位置で合わせる】
この記事では「エクセルにて小数点を揃える方法【桁違い・整数・マイナスなど:小数点の位置で合わせる】」について解説しました。
基本的には「セルの書式設定」から変更することができます。
小数点を揃える方法は複数あります。適切な表示形式で表示できるようにしましょう。