この記事では、エクセルにてスクロールできなくなってしまった場合(上下や左右など)の対策と原因について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・ウィンドウ枠の固定解除
・スクロールロック解除
・スクロールバーの設定
することによって解決することができます。
では、実際のサンプルをみていきましょう。
エクセルにてスクロールできない(縦や横)場合の対策と原因1【ウィンドウ枠の固定:上下:左右など】
エクセルを使用していると、たまにスクロールができなくなって(縦や横方向など)困った経験が一度はあるかと思います。
そんな時は、まずウィンドウ枠が固定されていないか確認してみましょう。
以下サンプルの状態でスクロールすると、8行目以降はスクロールされるけど、7行目までが固定されてしまってスクロールができないという現象が起きます。
ウィンドウ枠の固定にてスクロールできないような状態では、単純にこのウィンドウ枠の固定を解除をしましょう。
ファイルタブにあるウィンドウ枠の固定の解除ボタンをクリックするだけでOKです。
表示リボン内にあるウィンドウ枠の固定をクリックし、ウィンドウ枠の固定解除をすれば完了です。
これで、7行目と8行目の間に入っていたグレーの線が消えて、スクロールできるようになりました。
ちなみにスクロールの方向が左右(横)でも上下(縦)でも処理方法は同じと覚えておくといいです。
エクセルにてスクロールできない(縦や横)場合の対策と原因2【スクロールロックの解除】
上記では、ウィンドウ枠の固定解除にてスクロールできないのやり方を解説しましたが、これでも解除できないケースもあります。
この場合では、スクロールロックがかかっている可能性が高く、この解除を行うといいです。
具体的にはScrollLock キーを一度押すだけで解決できます(パソコンによってはScrollLockキーがあるものとないものがあります)。
ScrollLock キーのないパソコンの場合は、コンピューターで スタートメニュー横にある検索ボックスに「スクリーンキーボード」と入力し、検索をします。
するとスクリーンキーボードが画面に表示されるため、この中の右下付近にあるScrlkをクリックするだけで処理完了です。
これでスクロールロックにより、上下や左右などにスクロールできない現象を解除する操作が完了です。
エクセルにてスクロールできない(上下や左右)場合の対策と原因3【スクロールバーが表示されない】
上記2通りのやり方でも縦や横にスクロールできない解決できない場合は、スクロールバーの設定を確認してみましょう。
スクロールバーが非表示になっていることがあるので、これを解除すればいいわけです。
上記のようにスクロールバーが非表示になっている場合、オプションの詳細設定から表示の設定をすることができます。
水平スクロールバーを表示する、垂直スクロールバーを表示するの両方にチェックを入れると、下記のようにスクロールバーが表示されます。
これでスクロールバーが表示され、問題なくスクロールもできるようになります。
まとめ エクセルでスクロールできない原因と対策(スクロールバーが表示されないなど)
この記事では、エクセルにてスクロールできなくなってしまった場合の対策と原因について解説しました。
こういった小さな問題を解決していくことは、業務効率化にもつながります。
人より少し上のパフォーマンスを発揮して、業務の生産性を上げていきましょう。