この記事では、エクセルにて元の書式を保持できない原因と対策(コピー貼り付け時に書式を変えない)方法の解説をしていきます。
エクセルにて元の書式を保持したままコピーをする方法としては、
・オートフィルオプション
・形式を選択して貼り付け
・行や列すべてをコピー
を使用するといいです。
実際のサンプルを見ていきましょう。
エクセルにて元の書式を保持できない(コピー貼り付けで書式設定が変わる)原因と対策1【コピー貼り付け時(ペースト時)に書式を変えない】:オートフィルオプション】
それでは以下でエクセルにて元の書式を保持できない(コピー貼り付け時(ペースト時)に書式を変えない)方法について確認していきます。
エクセルにて書式を変えずに表を崩さず、関数や計算式をコピーするには「オートフィルオプションを設定する」といいです。
一つのセルにだけ式の入った表のサンプルがあります。
今回は例としてF2のみに式が入力されている表でF4からF7にまで式をコピーしていきます。
まずはこのF2の式をオートフィルでコピーしていきます(通常のコピー&ペーストでも対応できます)。
F2のセルの右下の角にカーソルを合わせると、黒十字の表示に変わります。そのままF7までドラッグをしていきましょう。
するとF2の網掛けもそのままコピーされてしまいますが、右下にオートフィルオプションが表示されるのでクリックをします。
今回は、網掛けは引き継がないでコピーをしたいので、3番目の書式なしコピー(フィル)を選択しましょう。
これで元の書式を保持できない(コピー貼り付けで書式設定が変わる)場合の解決方法が完了です。
引き継がれていた網掛けが自動的に修正され、交互の網掛けになりました。
詳細オプションの確認
このオートフィルオプションが表示されないときは、設定が変更されている可能性があるので確認をしましょう。
ファイルメニューを選択します。
左隅のその他のオプションからオプションを選択します。
詳細設定に切り替え、
切り取り、コピー、貼り付けの項目内の
コンテンツを張り付けるときに[貼り付けオプション]ボタンを表示する
にチェックを入れ、OKを押しましょう。
これにて、処理完了です。
エクセルにて元の書式を保持できない(コピー貼り付けで書式設定が変わる)原因と対策2【元の列幅を保持】
エクセルで同じ表のレイアウトで列幅などもそのまま保持してコピーを行いたい場合は貼り付けオプションの元の列幅を保持を使用します。
それではサンプルを使い、実際に設定をしてみましょう。
コピーしたい元の表、今回のサンプルの場合はB2からF8までを範囲選択しコピーボタンを押します。
次に貼り付けたい場所を指定します。
表の左上隅、今回の場合は商品コードをコピーしたいセルであるH2を選択します。
次に貼り付け方法を指定します。
貼り付けを選択し、貼り付けオプションの中から、列幅を保持するを選択すると完成です。
貼り付けオプションの項目の上をポイントすると、完成イメージがセル上に表示されるので確認をしながら作業をすることができます。
エクセルにて元の書式を保持できない(コピー貼り付けで書式設定が変わる)原因と対策3【列をすべてコピー】
エクセルで表をコピーする場合、貼り付けオプションを使わずに表の列幅を保持したままコピーをすることができます。
サンプルを使って行ってみましょう。
今回の表は列を崩さずにコピーをしたいので、表が含まれるB列からF列までをドラッグをし、選択をします。
列名の上でマウスをドラッグさせると、列全てを選択することができます。
次にそのまま、コピーを選択し、貼り付けます。
貼り付ける場合は、表を作りたい、列の先頭のセルを指定するので今回はH1を選択します。
このまま、貼り付けを選択すると列幅も崩れず表が完成します。
これらが、エクセルにて元の書式を保持できない(コピー貼り付けで書式設定が変わる)原因と対策です。
まとめ エクセルにてコピー貼り付け時に書式を変えない方法
この記事では、エクセルにて元の書式を保持できない場合の対処法について解説しました。
エクセルでは表や式をコピーして活用することが多いので、ご紹介した方法を活用することによって作業の時間を格段に短縮することができます。
ぜひ活用して、作業の効率を高めましょう。