この記事では元データが日刻みになっている場合の「月毎の合計を出す方法」と「月別の合計を求める方法」について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・小計
・MONTH関数とSUMIFS関数の併用
を使うと効率良く算出することができます。
では、実際のサンプルをみていきましょう。
エクセルにて月毎の合計を出す方法1【月別の合計は?】
ここでは、集計機能を用いて月ごとの合計を出す方法を見ていきます。
関数を使いたい人は、後の見出しで解説のため、そちらをチェックしてくださいね
それでは以下でエクセルにて集計機能を用いて、月別の合計を出す方法について確認していきます。
まずは、日別に入力されているデータの月を算出するために、MONTH関数を使用します。
以下のように、任意のセルに=MONTH()と入力し、月に変換したいセルを選択します。今回の場合はB3セルを選択します。
これでエンターを押すと、月が算出されます。
次にオートフィル機能(セルの右下に出る十字をドラッグ&ドロップ)にて、全てのデータに反映させます。
ここまでできたら、月ごとの合計を出していきます。
この状態からエクセルのデータのタグにある小計をクリックすると、集計の設定が表示されます。
今回は月別の売上合計を出したいので、
・グループの基準を「月」
・集計の方法を「合計」
・集計するフィールドを「売上金額」
としOKをクリックします。
これで月別の合計の計算が完了です。
ちなみに適用条件を間違えてしまった場合は、もう一度小計をクリックし、集計の設定で「すべて削除」をクリックすると元に戻ります。
エクセルにて月別の合計を求める方法2【月ごとの合計を計算する関数:SUMIFS関数】
上記では小計機能を使用して、月ごとの合計を求めましたが、月別の合計はエクセルの関数を用いても対応することができます。
具体的なやり方をみていきましょう。MONTH関数を使用するところまでは同じです。
続いて、月ごとの合計を出したいセルに=SUMIFS($C$3:$C$17,$D$3:$D$17,B20)と入れましょう。
月合計を入力したいセルを選択し、SUMIFS関数を使用します。
この関数は、=SUMIFS (合計対象範囲、条件範囲1、条件1)という構成で成り立っています。
「合計対象範囲」とは、合計を求めたい範囲です。
今回の場合は売上金額のC3からC17セルとなります。
注意点は、計算式をコピーしたときに数値がずれない様に絶対参照とすることです。絶対参照はF4キーで指定します。
「条件範囲1」とは、何を基準に合計を求めたいかという意味です。
今回の場合は月ごとの合計を求めたいので、D3からD17となります。この場合も絶対参照とするのを忘れない様にしましょう。
「条件1」とは、特定の条件に一致する数値の意味なので、今回はB20セルとします。
これでC20セルにB20セルの数値に対応する合計がでました。
あとは、数式のコピー&ペースト、もしくはドラッグ&ドロップして計算式を反映させれば完了です。
まとめ エクセルにて月ごとの合計を出す方法【月別の合計:関数は?】
この記事では「月毎の合計を出す方法(月別の合計」について解説しました。
小計機能もSUMIFS関数も業務には欠かせない機能です。
この機能を使いこなし、人よりもワンランク上のパフォーマンスを発揮し、業務効率化を図っていきましょう。