この記事では、「エクセルにて空白を除く平均や空白を含む平均を出す方法」について解説していきます。
空白を除く平均を求める場合は
・AVERAGE関数
空白を含む平均を求める場合は
・AVERAGEA関数
・SUM関数とCOUNT関数
を使うと良いです。
それでは実際のサンプルを見ていきましょう。
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エクセルにて空白を除く平均の計算方法【空白以外:AVERAGE関数】
空白を除いて平均を出すためには、AVERAGE関数を使います。
実際のサンプルを用いて説明していきます。
上の表のC8セルに、1日あたりの売上平均個数を計算します。
12月14日の平均売上個数のセルが空白になっていますが、この空白以外の平均値を出します。
C8セルに、「=AVERAGE(C3:C7)」と入力しましょう。
ENTERにて処理を確定させると、12月14日の売上個数の空欄を除いた平均個数が表示されました。
平均を求める範囲に空白のセルが含まれていた場合、AVERAGE関数を用いて計算すると、空白は無視されます。
エクセルの空白を含む平均の計算方法【】
空白を含む平均の計算方法について、2つ紹介します。
➀AVERAGEA関数を用いる方法
空白を含んで平均を出すためには、データの値の平均を求められるAVERAGEA関数を使います。
AVERAGEA関数は、数値以外の数式から計算された値や記号・文字列が入っている場合「0」として平均を求めてくれる関数ともいえます。
実際のサンプルを用いて説明していきます。
上と同様にC8セルに、1日あたりの売上平均個数を計算します。
12月14日の平均売上個数のセルが空白になっていますが、この空白は「0」として平均値を出します。
空白セルを「0」とするためには、上述のようにそのセルに数式か記号・文字列を入力する必要があります。
今回はC6セルに「=””」と数式を入れておきます。
Enterを押すと空白のままですが、選択したときに数式が入力されていればOKです。
この空白を0と認識できるような状態にて、C8セルに「=AVERAGEA(C3:C7)」と入力します。
C8に、12月14日の売上個数の空欄を「0」とした平均個数が表示されました。
平均を求める範囲に空白のセルが含まれていた場合、そのセルに数式を入力してからAVERAGEA関数を用いて計算すると、空白は「0」として実行されます。
ENTERにて処理を確定させると、以下のよう0を含む他平均が計算されました。
➁SUM関数とCOUNT関数を用いる方法
なお、効率が悪いためあまりおすすめはしませんが、以下のような方法で0を入れた平均値も出せます。
SUM関数を用いて商品売上個数の合計を求め、COUNT関数を用いて日付の個数を求めます。
「商品売上個数÷日付の個数」で平均を求めるという方法です。
実際のサンプルを用いて説明していきます。
C8セルに、「=SUM(C3:C7)/COUNT(B3:B7)」と入力します。
C8に、12月14日の売上個数の空白を含む平均個数が表示されました。
SUM関数は、選択した範囲のセル内の数字を合計します。空白のセルはないものとして(0として)計算されます。
COUNT関数は、選択した範囲で数値が含まれているセルの数を計算します。
日付は数値であるため、COUNT関数を使うことができます。
数値ではなく文字列が含まれるセルの数を計算したい場合は、COUNTA関数を使います。
(数値と文字列の両方が含まれる場合もCOUNTA関数を使います。)
まとめ エクセルにて空白以外の平均や空白を含む平均を出す方法
この記事では、「エクセルにて空白を除く平均や空白を含む平均を出す方法」について解説しました。
空白を除く平均は
・AVERAGE関数
空白を含む平均は
・AVERAGEA関数
・SUM関数とCOUNT関数
を使って求めることができます。
場合に応じて、適切に表示できるようにしましょう。