この記事では「エクセルにて結合セルを探す(検索する方法)」について解説していきます。
エクセル内で結合されたセルを探す方法としては、
・検索機能を使う
・マクロを使う
ことが考えられます。
以下でサンプルを元に詳しく説明しますので、参考にしてみてください♪
エクセルにて結合セルを探す(検索する)方法1【全ての結合セルを同じサイズにするはどこか?見つけ方】
まずは、検査機能を使って結合セルを探していきましょう。
今回は、上のような表に対して結合セルを検索していきたいと思います。
ちなみに、結合セルはB4:B5セルなので、目標はB4:B5の結合セルを探し出すことです。
それでは、検索機能を利用して実際にやってみましょう。
はじめに、【ホーム】タブから、【編集】、【検索と選択】、【検索】を順に選択します(ツールバーの右側の方にあります)。
ショートカットとしては【Ctrl + F】でも処理できますね。
ポップアップ画面が出てくるので、【オプション】をクリックします。
すると、画面が拡大されるので、【書式】ボタンの右にある▼をクリックして【書式】を選び、表示された【書式の検索】ダイアログボックスから【配置】タブを選択します。
文字の制御の箇所の一番下にある【セルを結合する】にチェックをつけて、【OK】をクリックします。
【オプション】ダイアログボックスの【すべて検索】をクリックします。
すると、結合されたセルの場所が検索結果として表示されます。
これで検索機能を用いた結合セルを探し出す方法が完了です。
エクセルにて結合セルを探す(検索する)方法2【全ての結合セルを同じサイズにするはどこか?見つけ方】
続いてマクロ(VBA)を使って結合セルを探してみましょう。
マクロを使ったことがない人は難しいかもしれませんが、マクロを使っても結合セルを探すことができるのでここで紹介しておきます。
今回のように、結合されたセルの場所をマクロを使って探す場合はMergeCellsプロパティを使います。MergeCellsは、任意のセルが結合されていたときTrueを返します。
マクロの編集画面は、開発タブから開くことができます。
以下のコードを用いて実際にやってみましょう。
Sub Sample1()
Dim i As Long,buf As String
For i = 1 To 9
If Cells(i, 2).MergeCells Then
buf = buf & Cells(i, 2).Address(0, 0) & vbCrLf
End If
Next i
MsgBox buf
End Sub
実行すると、このようなポップアップがでてきて、どこが結合されているかを表示してくれます。
実際に確認すると、B4, B5が結合されていて、その場所が正しく表示されています。
コードについては、「i = 1 to 9」の9を大きな数字にすれば、検索範囲は広くなるので、もっと大きな表から結合セルを探したい場合は試してみてください。
マクロでの方法も紹介しましたが、マクロだと難しいと感じる方が多くいらっしゃると思いますので、おすすめは1つ目の検索機能を使って探す方法です。
まとめ エクセルにて結合セルを探す(検索する)方法
この記事では「エクセルにて結合セルを探す(検索する方法)」について解説してきました。
検査機能とマクロを使った2通りの方法を今回紹介しました。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。