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【Excel】エクセルの条件付き書式をシート全体・全シートに適用する方法【ワークブックなど】

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この記事では、エクセルの条件付き書式を特定のシート全体に、あるいは全シート(ワークブック)に適用する方法を解説します。

処理方法としては

・条件付き書式をかける前にシート全体を選択しておく

・すべてのシート(全ワークブック)に適用時には1つのシートの条件をコピーする

といいです。

それでは詳細を見ていきましょう。

エクセルの条件付き書式をシート全体に反映・適用する方法【1枚のシートすべて】

城宇権付き書式をシート全体に反映・適用する方法の解説にあたって、以下のようなサンプルを用意しました。

あるクラスの生徒が、それぞれ6回ずつサイコロを振って出た目を記録したものです。

1から6の数をランダムに出力する関数を使用しているので、1から6の目は同じ回数ずつ出ています。

この表を用いて、条件付き書式の設定方法を見ていきましょう。

まずは表の左上をクリックして、シート全体を選択します。この時、ショートカットキー【Ctrl + A】を使うのもいいです。

A1を除いたセル全体が灰色に変わっていれば、正しく範囲選択ができています。

「ホーム」タブから「条件付き書式」をクリックして、セルの書式を変える条件を設定します。

条件付き書式では様々な条件を設定することができますが、今回は「平均より下」を選び、選択した範囲のセルの平均値より低い数値のセルをピックアップするようにします。

クリックすると、条件に一致するセルのみ書式が変更されるので、どのように変更するかリストから選びます。

自分で変更内容をカスタマイズすることもできます。

今回の場合、1から6の数字が同じ回数出ているので、平均値は(1+2+3+4+5+6)/6=3.5です。

上の図を見ると、平均より小さい1から3の数字のみ、セルの背景と文字色が変わっていることがわかります。

この表に新たに生徒V~Zの結果を追加してみましょう。

シート全体に「平均値より下の数値のセルを色付けする」という条件が適用されているので、入力した時点で1から3の数字が入ったセルは背景と文字の色が変わっています。

このように後から表を追加していく場合や、表の行列数が膨大で範囲指定が面倒な場合は、シート全体に条件付き書式を適用すると便利です。

 

 

エクセルの条件付き書式を全シート(ワークブック)に反映・適応する方法【1つのファイル中のシートすべて】

ワークブックの全シートにまとめて条件付き書式を一括で適用する方法は、エクセルのデフォルト機能としてはありません

そのため、まず1つのシート全体に条件付き書式を適用し、その設定だけを他のシートに一括でコピーする操作が必要になります

例として、先ほどのサイコロの表にシートを3枚追加し、同じような表を作成しました。

1枚目のシートのみ先ほど設定した条件付き書式が適用されています。

まずはシート1全体を範囲選択し、Ctrlキー+Cまたは右クリック→「コピー」でシート全体をコピーします。

次にShiftキーを押しながらシート2とシート4のタブをそれぞれクリックすると、シート名の部分が緑のラインでつながった状態になります

このように「Shiftキーを押しながら条件付き書式を適用したい最初のシートと最後のシートをクリックする」ことで、間に挟まれたシートも含めて選択することができます。

シート2のA1のセル上で右クリックし、「貼り付けのオプション」にある筆のマーク(書式設定)をクリックすると、コピーしたシート1の条件付き書式の設定がシート2、シート3、シート4全てに適用されます。

貼り付け後の全シートはこのようになります。

シート2、シート3、シート4に個別に条件付き書式を適用しなくても、シート1と同じ条件でセルが色分けされていることがわかります。

まとめ エクセルの条件付き書式を全シート(ワークブック全体)に適用する方法

この記事では、エクセルの条件付き書式をシート全体・全シートに適用する方法を解説しました。

エクセルの全シートに条件付き書式を適用するためには、まず1つのシートに条件付き書式を適用し、他のシートに書式設定をコピーする必要があります。

エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。