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【Excel】エクセルにて保存ができない(上書き保存・名前をつけて保存)原因と対策【保存中にエラーが検出されましたなど】

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この記事では「エクセルにて保存ができない(上書き保存・名前をつけて保存)原因と対策」について解説していきます。

これらの処理としては、主に以下を確認することで解決します。

・ エラーメッセージが出たファイルから別ファイルに内容をコピー

・ 保存したいデータが読み取り専用になっていないかチェック

・ 保存先フォルダの容量をチェック

それでは実際のサンプルを用いて見ていきましょう。

 

エクセルにて保存ができない(上書き保存・名前をつけて保存)原因と対策1【’ファイル名’ の保存中にエラーが検出されました。】

エクセルにて上書き保存、名前を付けて保存ができない状況はいくつかのパターンがあり、以下でメッセージごとに詳しく見ていきましょう。

まずは、

‘ファイル名’ の保存中にエラーが検出されました。

と出た場合の解決策を見ていきます。

上記のメッセージが出た場合、基本的には”続行”か”キャンセル”を選択することができます

エラーの原因にもよりますが、エラー画面の指示に従い、”続行”を押せば解決することもあります。

一方、解決しないケースも少なからず存在するため、以下でこの場合の対処方法をご紹介します。

対処法1:別ファイルにデータの内容を移動する

上記のエラーメッセージが出た場合は”キャンセル”をクリックします。

そしてエラーが出たファイルとは別に、新しいエクセルファイルを開きます。画面を区別するため、シート名を”新しいページ”としました。

保存ができず、エラーを起こしているファイルを選択し、新しいエクセルファイルに移動させたいシートを選択し、右クリック。 → 移動またはコピーをクリックします。

”移動先ブック名”で移動先の新しいエクセルファイル名を選び、”コピーを作成する”にチェック、okを押します。挿入先についてはそのままで問題ありません。

新しく作った移動先のエクセルにタブがコピーされました。

後は、このファイルを保存すればOKです。

これで上書き保存や名前を付けて保存ができない問題が解決できることがあります。

 

対処法2:エラーが出たファイルの名前を変えて保存する

エラーの原因にもよりますが、別の名前で保存するとエラーが出ずに保存できることもあります

開いているファイル内で、キーボードのF12をクリックします。”名前を付けて保存”の画面が表示されるため、新しい名前でファイルを保存します。1文字でも名前が異なれば保存可能です。

ここでは”コピーsample.xlsx”として保存しました。

保存後は古いファイルを削除し、新しく作ったファイルの名前を本来の名前に修正すれば完了です。

 

エクセルにて保存ができない(上書き保存・名前をつけて保存)原因と対策2【”読み取り専用”】

他のエクセルにて保存ができない原因として、開いているファイルが

”読み取り専用”

になっていることがあります。

なお、この読み取り専用の表示が出る原因はさらに分けられ、以下の2つが考えられます。

1.複数人が同時にアクセスできる環境で、誰かが自分よりも先にファイルを開いている

2.ファイルを開く際、読み取り専用で開く設定になっている。

まずは、読み取り専用と出る中でも、複数人が同時にアクセスしているケースの解決策をチェックしましょう。

 

複数人アクセスにより読み取り専用となる場合の対策

これは社内ネットワーク等のように、誰もがアクセスできるフォルダ内の存在するファイルを編集する必要がある際に、複数人が同時にアクセスするためにできるため起きることが多い現象です。

誰かが先にファイルを開いている場合、そのファイルを開こうとすると以下のメッセージが表示されます。

(ファイル名)は編集のためロックされています・・・「読み取り専用」で開いて下さい。

※上記メッセージが出た時に同時に表示される選択肢で、読み取り専用、通知、キャンセルを選ぶことができます。

 

”通知”を選択すれば、既に編集モードでエクセルを開いている人が、そのファイルを閉じた時にエクセルから下記のような通知を受け取ることができ、その通知と同時に表示される”編集”を選択すれば編集が可能になります。

(ファイル名)は編集できるようになりました。

 

※ただし、この通知を入手するためには、編集したいエクセルを開いたままにする必要があります。また、複数人が同じように通知機能で編集可能となるタイミングを待っていることもあり、その場合は早い者勝ちとなります。ファイルを開いた際、”読み取り専用である”という通知と共に、”〇〇が開いています”というメッセージも表示されるため、、編集を行っている人に直接連絡して、ファイルを閉じたタイミングで連絡をもらう方が確実かなと思います。

 

 

ファイルを開く際、読み取り専用で開く設定になっている場合の対策

何らかの理由で他者による編集を防ぐため、ファイルの作成者が読み取り専用で開くことを設定していることがあります。そのようなファイルを開く際は、以下のメッセージが表示されますので、”いいえ”を選択すれば編集ができる設定で開くことが可能です。

※ただし、何らかの意図で”読み取り専用”をファイルの作者は設定しているため、編集のトラブルを回避するためにも、ファイルを読み取り専用以外で開く場合は確認した方がいいかもしれません。

 

エクセルにて保存ができない(上書き保存・名前をつけて保存)原因と対策3【保存先の容量が一杯】

上で紹介した内容に比べると頻度は少ないかもしれませんが、保存ができない他の原因として「保存先の容量が一杯」ということがあります。

そのような場合下記のメッセージが表示されます。

ディスクの空き容量またはメモリが不足しているため、保存できません

 

この場合はパソコンの容量を確保するために、他のデータを削除するしかありません。

パソコン自体の空き容量がどの程度あるのか確認するためには、ウインドウズキー+Eを押し、ファイルエクスプローラーを起動します。

画面左から、”PC”をクリックするとお使いのパソコンの残り容量がわかります。下記の例では全体の残り半分程度に空き容量があることが表示されています。

 

まとめ エクセルにて保存ができない(上書き保存・名前をつけて保存)原因と対策

 

この記事では「エクセルにて保存ができない(上書き保存・名前をつけて保存)原因と対策」について解説しました。

読み取り専用で開かれている場合はその設定を解除したり、別ファイル名で保存したりして解決できます。一方、ファイルのエラーや破損によるものは、その原因によっては必ずしも本ページで紹介した方法では対処できないケースも残念ながら存在します。

多くは本ページに記載した方法で解決できますが、(やや本題からはずれますが)まずは作業中に細かいタイミングでのファイル保存(CTRL+Sがショートカットです)をお勧めします。

それではよりよいエクセルライフを。