この記事では、元データが時間刻みになっている場合の「エクセルにて日別の件数を集計する（カウントする）方法」について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・COUNTIFS関数を使用
・小計の使用
を使うと、効率良く算出することができます。
それでは、実際のサンプルをみていきましょう。
エクセルにて日別の件数を集計（カウント）する方法１【日毎の件数を数える】
それでは以下のサンプルを用いて、エクセルにて日別の件数を数える方法について確認していきます。
日別の件数をカウントするには、COUNTIFS関数を使用するといいです。
具体的には日別の件数を入力したいセルを選択し=COUNTIFS($B$2:$B$13,B16)と入力しましょう。
上の数式について詳細を確認していきます。
まずCOUNTIFS関数はある条件に合うもののみの数を数える関数であり、
=COUNTIFS (検索条件範囲１、検索条件１)
と処理します。
「検索条件範囲１」とは、件数を求めたい範囲です。
今回の場合は日ごとの件数を求めたいので、B2セルからB13セルを選択します。
注意点は、計算式をコピーしたときに数値がずれない様に絶対参照とすることです。
絶対参照はF４キーで指定します。
「条件範囲１」とは、特定の条件に一致する数値の意味なので、今回はB16セルとします。
ENTERにて日別の件数のカウントを確定させます。これでC16セルにB16セルの数値に対応する件数がでました。
あとは、数式のコピー＆ペースト、もしくはドラッグ＆ドロップして計算式を反映させれば完了です。
エクセルにて日別の件数の集計を行う方法２【日ごとのカウント】
上記ではCOUNTIFS関数を使用して、日別の件数を求めましたが、エクセルの小計機能を用いても対応することができます。
具体的なやり方をみていきましょう。
エクセルのデータのタグにある小計をクリックすると、集計の設定が表示されます。
今回は日別の件数を出したいので
・グループの基準を「日付」
・集計の方法を「データの個数」
・集計するフィールドを「日付」
とし、OKをクリックします。
単純にデータの個数をカウントするので、集計するフィールドについては日付でなくても構いません。
これで日ごとのデータ数をカウントする処理が完了です。
ちなみにアウトラインの「２」をクリックすると集計行だけが表示され、アウトラインの「１」をクリックするとデータの総計が記載された行だけが表示されます。
日別の集計を行った全て表示させたい場合はアウトライン「３」をクリックします。
まとめ 日別の件数のカウント（集計）を行う方法【関数や小計機能】
この記事では「日別の件数を集計する方法」について関数を使用する方法と関数以外を使用して求める方法を解説しました。
今回紹介した方法は実務においても非常に有効なエクセルの機能です。
小計機能は意外に知られていないことが多いので、この機会に使いこなし同僚と差をつけちゃいましょう。
